日本には重度訪問介護という制度があり、これを使えば、身体を自力ではほとんど動かすことが難しいというような身体機能障害のある人でも、介助者を雇って育てて、自分の住みたい場所、暮らしたい街で、自分が望む暮らしをかたちづくっていくことができるようになります。その具体的な方法や制度のなりたち、ヘルパーの仕事などをコンパクトに語ってくれるのがこの本です。
Read more#2 Family with job transfers and Me as a stranger
My family moved a lot for my father's job. The experiences of mine as a transfer student were very different from the flattering ones of my father’s and the one of my grandfather’s work ride in a horse-drawn carriage.
Read more2. ある浮き草の夢
我が家は祖父の代からの「転勤族」で、私も父の転勤に合わせて、小学生の頃から転校を繰り返してきました。都会から田舎までさまざまな地域で過ごしましたが、根を下ろす「地元」は持てずじまいです。「障害ひとり親」、という現在の立場に至る前から、「転勤族の子ども」というマージナルな立ち位置から世界を見つめていたのかもしれません。
Read more10 秋の畑
10月も半ばになり、気温が下がって、散歩日和が続いていた。久しぶりに歩いて畑へ向かうと、季節外れの桜が咲いている。
Read more今週のほにゃらら 2022/10/17-10/23
・ジャックジャンヌ「Ms.Robin」
・つづ井『まるごと 腐女子のつづ井さん』
・谷川俊太郎「大岡信を送る」
今を生きるわたしを支えてくれるもの
人生でいちばん堕ちていたとき、わたしはもう何カ月も自宅に引きこもっており、しかしその日は大学病院の救急処置室にいた。
Read moreいびつなものとしての私たち
僕は恐らく軽度のADHDだと思うし、躁鬱病(双極性障害)だろうし、適応障害かも知れないし、まず間違いなくアル中で、他にもなんやかんやあるかも知れない。でも僕にはそういった診断は一つもついていない。たまたま主治医が「そういう」人ではなくて、診断名をつけようとしなかったのだ。一方で毎週新しい診断名が増えていった友人もいる。
Read more名無しへのご自愛
テーマである「病」とは何かを、私はよく理解していない。「症状」なら分かる。鼻水が出る、頭が痛い、気分が落ち込む、これは症状だ。
困るのは、抱えた「症状」がどの「病」にもいまいちハマらないときだ。例えば、私は20代前半の時に、「めっちゃオナラ出る」という症状を抱えた。
やがて死にゆく者たちの唄
風邪のようにはサクッと治ってくれない類の「病」がある。お医者さんによって「名付け」が可能な単位で数えてみれば4つ5つが束になっていて、日々の生活と絡み合ってあれやこれやの「ままならなさ」ー「障害」と言ってしまってもよいだろうーを形成し、それらを携えていかねばならない、そういう身体を生きている。
Read more禁じられた10代
ラジオのDJを目指したときに、オーディションに提出する書類に健康面を書く欄があり、少しためらいながら「健康」と記入した。「健康」と書かなかったらはじかれることは間違いないと思ったからだ。当時私は「健康」ではあったが、大きな病気を「寛解」したばかりだった。
Read more読書会:『バザーリア講演録 自由こそ治療だ!(イタリア精神保健ことはじめ)』10月30日(日)17:00–18:30 @ Zoom
10月30日(日)17:00-18:30(日本時間, Zoom使用)に、『バザーリア講演録 自由こそ治療だ!(イタリア精神保健ことはじめ)』の読書会を行います。世界に先駆けて公立精神病院(マニコミオ)を廃止したイタリアで、その運動の立役者となったフランコ・バザーリア氏の晩年の講演録です。
Read more彼女のアイプチ
お盆の割に人がまばらなショッピングモールで、まぶたを二重に細工するあれこれを見かけて、アイプチをしていた「彼女」のことをふと思い出した。
Read more戦後70年、タクドラは「ふつうの仕事」になったのか 令和タクドラ日記 第10回
今週のほにゃらら 2022/10/03-10/09
・思い出の龍安寺
・映画”Petite Maman”
・蝋けつ染めの反物
9 野分
9月、私の住む宮崎には台風がやってくる。
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