今週のほにゃらら 2022/10/17-10/23

閒(あわい)の住人が、今週観た/聴いた/読んだ/食べたものなどを、住人のコメント付きでいくつか選出してご紹介します。

■聴いた曲:「Ms.Robin」

ジャックジャンヌという歌劇のゲームをプレイして劇中劇の劇中歌をSpotifyで聴きまくっている。
劇中劇がよくできてて、劇の内容と響き合う曲はほかにもたくさんあるのだけれど、とりあえず曲単体で聴いてみてほしいのはこれ!
ダンスパブで歌われてる曲って設定なんだけど、とにかく歌がかっこいい。
ここからいいなと思ったら、ジャックジャンヌの他の曲も聴いてみてほしい。

ゆーさんより

■読んだもの:つづ井『まるごと 腐女子のつづ井さん』

「腐女子」は好きなアニメや漫画の男性キャラクター同士の恋愛を妄想したり、ボーイズラブを好んで読んだりする、とは前々から知っていたのですが、すごい発想だ、私には思いつかない…!と改めて感動し始めたのが1年前。それからInstagramで二次創作の作品(アニメや漫画を全然知らないのに)を見始め、オタクと呼ばれる人たちの活動を物陰からひっそりと覗いてきました。
そして満を持して「つづ井さん」を読みました。読みたすぎて地元の書店で巡り合うのを待てず電子書籍で購入。もうめっっっっっちゃくちゃ楽しそうで…混ざりたい…私はストーリー性のある漫画やアニメが苦手で、さらにいえば2次元にも3次元にも推しがいたことがないのですが、全力で推しまくるつづ井さんたちに思わず自分の人生の薄っぺらさをはかなんでしまいます。つづ井さんとその友人・オカザキさんの熱中するアニメと推しが知りたすぎて、これまで見てきた二次創作の知識とインターネットを駆使してたぶんこれではないかというものを見つけるに至りました。
私もいつか推しができるだろうか…。
Kazuyoさんより

出会った詩:谷川俊太郎「大岡信を送る」

詩に造詣が深いわけではまったくないのだけれど、友人が主催している「延岡詩話会」に毎月のように参加していて、今月は大岡信の「炎のうた」と「光と闇」を鑑賞した。そのときに友人が、大岡信が亡くなったときに谷川俊太郎が贈った詩を紹介してくれたのだけれど、それがとても良かった。

本当はヒトの言葉で君を送りたくない
浜辺に寄せては返す波音で
風にそよぐ木々の葉音で
君を送りたい

故人がどんな人であったか、谷川俊太郎と個人がどんな関係性を結んでいたのか、そこにどんな心の交流があったか、二人がどんなものを見ていたか、思いを馳せることのできる……などという説明も必要ないほど、じーんと心に訴えてくる詩だと思う。続きもあるので、ぜひ読んでみてほしい。
もえさんより