前回の「包丁こわこわ事件」の話から、随分と時間が経ってしまった。その間私は入籍し、引越しをし、役所や銀行を駆け回り、忙しく過ごしていた。その間体調を崩すことも少なくなく、また、書くことからおよそ2ヶ月ほど離れており、なんとなく「書く」ということ自体が難しくなってしまっていて、筆が進まなかった。
Read more医ケアかふぇ vol.1 2022/06/10
医療的ケアを必要とするご本人やご家族、支援に関わる方が集い、日々の生活での困りごとや、経験・アイデアを共有しながら、ざっくばらんにお話する夜会を開きます。
Read more5 初夏の恵み
晴れたなら、息子を学校に送り出した後、朝一番に歩いて畑へ向かう。農道に入ると、春ほどではないけれど、鳥の鳴き声が聞こえてきて、脳にいい刺激をもらう。しかし同じ農道でも、鳥の鳴き声がしないところとするところがある。全体として、3~4月と比べて静かになっている気もする。
Read more「旅」 2022/06/02 習作
自己保存のための食料確保と摂取以外は殆ど畳と同化して過ごすような日々がだらりだらりと伸びていってそのままとぐろを巻いて身体をくるんで繭をつくってもおかしくない既の所…
Read more労働者のメシ - 2022/05/25 Wed.
家を出てからなんやかんやあって帰宅し、ムスメは今日は園をお休みするということになり、近所の公園で少しだけ気分転換の散歩を一緒にしてから、水曜日は重度訪問介護のシフトので出なければならぬので、在宅ワークのツマに後を頼んで電車に乗った。
Read more踊り場 - 2022/05/24 Tue.
ムスメを園に送ってから、駅前のATMに寄って、それからまた通園路を引き返し、家に帰らずに近所をぐるりと30分ほど歩く。昨日より蒸し暑いのか、汗が少しよく出る。
Read more路上のダイコン - 令和タクドラ日記 第7回
静岡県から川崎市に引っ越して間もない頃だったと思う。早起きして、散歩をしていた。国道15号線を川崎から、鶴見に向かって歩いていると、バス停がある歩道に衣服の塊が落ちていた。何だろう、衣料ゴミなのか、と思って近づくと、人間が横たわって熟睡していた。
Read more初夏の保谷、明日葉天そば - 2022/05/23 Mon.
朝、ムスメを園に送ってから電車を乗り継いで西東京市へ。保谷駅で降りる。保谷、こないだ友人に勧められて読んだ田村隆一の詩集に出てきたな。
Read more私がノートに触れるとき、ノートもまた私に触れているのだ - 「書く」とき・ところ・道具とわたし #4
もう二十年くらい、ノートにあれやこれやを書き続けている。ぱっと思い付いたこと、じっくり考えたいこと。面白いこと、辛いこと。誰かのこと、自分のこと。小説、映画の台詞や、歌詞の書き写し。日常のToDoメモ、なにかの数字や計算メモなんかも。
Read more夫と私のこれまでとこれから
私の趣味は夫と仲良くすることです、というくらい、夫のことが好きだ。もっと暗い言い方をすれば、夫がもし私より先に死んでしまったなら、私はそれに耐えることができるだろうか、と寝る前にいつも思う。
Read more後部座席の攻防、夜職女性の知恵 - 令和タクドラ日記 第6回
「オシッコしたい!!」「このタクシー、止めて!!」
Read more「土」 2022/05/05 習作
ひと月ぶりの大雨 長靴の足跡 ムクドリの落としもの
Read more4 循環のなかで
雨後の植物たちの勢いは凄まじい。毎日じょうろで汲んだ水をやっていても、天から降る雨にはかなわない。雨を存分に浴び、吸収した植物たちの姿はうれしそうに映る。もちろん苗たちだけでなく雑草たちの勢いもまた凄まじく、私は目を見張るばかりだ。
Read more読書会: 『環状島へようこそ トラウマのポリフォニー』 5月15日(日)17:00–18:30 @ Zoom
「トラウマ」を巡る語りや表象を「環状島」というモデルで示した宮地尚子氏(前著に『環状島=トラウマの地政学』)が、その新たな可能性を7人の対話者と共に探究する書籍を読み、このテーマに関心のある有志にて読書会を行います。
Read more川崎のニューヨーク - 令和タクドラ日記 第5回
深夜時間帯になるとタクシードライバーの仕事は一変する。
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