踊り場 - 2022/05/24 Tue.

ムスメを園に送ってから、駅前のATMに寄って、それからまた通園路を引き返し、家に帰らずに近所をぐるりと30分ほど歩く。昨日より蒸し暑いのか、汗が少しよく出る。ここ最近は、朝アレクサに天気を聞くとだいたい「予想最高気温は25℃」と言われ、25℃はまぁあったかいっていうかちょっと暑いぐらいだよな半袖で過ごせるよなと思いつつ、日によって予想最低気温が異なるので、振れ幅どれぐらいで、朝や夕方はちょっと肌寒いのかどうなのか、そのへんの塩梅が何年生きてもなかなかつかめないので、朝の服装判断が難しい。結局この日はロンT1枚で出たのだけど、半袖で良いぐらいの暑さだった。むずい。

散歩を終えて、家の近くの松屋に入り、例のごとくおかわり自由のコーヒーだけを注文して、本を読んだり日記を書いたりした。以前、「書くとき・ところ・道具とわたし」を書いたときはまだ食券制だったのだが、少し前にリニューアル工事があって(それによって朝の松屋ルーチンが崩れた)テーブルごとのタッチパネル注文性に変わったのだ(あと、コーヒーがいつの間にか100円から120円に値上げしてた。原料高かな)。少し遅れて来店した人たちが「タッチパネルが反応しない」と店員さんに声をかけていた。どうやら10時からの新メニュー導入の関係で一時停止してしまっているのかもしれない、とのことで、店員さんが直接注文を聞いてメモを取るという形で対応していた。先日、さくら会の川口さんとご友人たちでお茶会をしたときに、ALSになった人たちのコミュニケーションツールの話になって、最近の若い世代は、視線入力デバイスなどが普及しているので最初からそれを使う人が増えてきているのだけど、災害時などイレギュラーな事態にデジタル機器しか使えないと大変なことになるから、早いうちから、透明文字盤や口文字など、アナログなコミュニケーションツールも必ず練習して、自分もヘルパーも使えるようにしておくように伝えているのだ、と語っていたことを思い出した。

家に帰って11時からZoomを一件。終わってから少し気持ちと身体が重くなってベッドで横になったが、このままいくとずーっと寝てしまいそうだと思い、リビングに出て、本を読み、パソコンを開いて少し作業をした。午後も同じように、作業が出来たりできなかったり、憂鬱だったり眠気が襲ってきたりしたが、昨日ツマが「眠くなったら寝室じゃなくてベランダ(人口芝生を敷いている)で寝転ぶってのはどう?日光浴びれるよ笑」と提案してくれたので、手が止まるたびにベランダに行って本を読んだり仮眠を取ったりしてみた。悪くないのでは、これ。

夕方、もらっている原稿の編集や、Zoomミーティングや、ちょこちょことまたデスクで作業をして、夕方また30分ほど近所を散歩した。まずは一個一個、心身に良い生活習慣をつくっていくことと、インプットの量と習慣を取り戻すことだと自分で理解して決めて実行しているのだが、それにしても、一日のうち、1時間でも2時間でも、集中してまとまった書き物をするだけのエネルギーを確保できればだいぶ楽なのだが、今は細切れタスクを処理するぐらいで一日が終わり、肝心なことが全然進められない。しょうがない、受けいれて時間をかけていけばそのうち変わると信じるしかない。階段の踊り場にいると思うことだ。

Note 2022/05/24

■摂取した表現物
古井由吉 著『杳子・妻隠』(新潮文庫) 1時間
ヴァージニア・ウルフ 著・西崎憲 訳『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短編集』 15分
ジャン=ジャック・ルソー 著・作田啓一 訳『社会契約論』(白水社) 15分
谷崎潤一郎 著『細雪』上巻(新潮文庫) 15分
ランボー 著・鈴村和成 訳『ランボー全集』(みすず書房) 15分

■日常生活、心身のケア
朝晩の服薬:○
就寝時、寝室に携帯を持ち込まない:○
1日1時間は歩く:○ iPhone歩数計8187歩
朝ではなく寝る前に風呂に入る:✗
風呂上がりにストレッチ:✗

■出会った・かかわっている人たちの活動、お仕事で出したものなど
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