「書くとき・ところ・道具とわたし」に寄稿するのはこれで3度目だが、それは引越しによって自分の作業スペースが2回変化したからだ。今回寄稿するのも、昨年の11月に引越しをしたからで、そのことをここにまとめようと思う。
Read more境界
うす紅に包まる(短歌15首)
駅前の大きなビルにも戦争が起こったことにも慣れるのだろう
Read moreTEST 11|散文詩
遠景へと 呼び込む風
花と器 降り積もる
交差点に 佇む息
ただ溢れる 雑踏と
往来から 消える型
舞う鏡 走る窓
繰り返す 無数の糸
事象は 流離に
楕円まで 気づく未知
あいまみえる 熱と情
描く先 天気でしょう
24 病と畑
畑はわたしにとって、生活を、わたし自身を、地に足をつける方へと向かわせるよすがであり、営みなのだ。わたしは土とともに生きていく。病に食い殺されないためにも、今年も畑を営んで、暮らしていく。
Read more絵画教室に行く
先生は大きな画台と二枚の画用紙、鉛筆、カッターナイフを持って私を席に促す。まずは鉛筆を削るところから始めるんですよ、と先生は言う。カッターナイフを使って先生の手で削られていく鉛筆を見つめる。
Read more鞄を新調する
鞄を新調した。今の鞄が古くなっていたのもあるが、主な理由は自分の作ったZINEを持ち歩きたいと思ったからだ。
Read more銭湯の中の物語
近所のスーパー銭湯に行く。脱衣所で服を脱ぎ、丸裸になって銭湯の中に入る。
Read more身体で掴む 2024/01/09-01/14
自分の内側にあるものだけで書こうとしない
Read moreロケット
5歳のとき、父に肩車されて丘の上でロケットを見た。
Read more発作と共に生きる
私は発作と共に生きている。外を出て道端を歩いていると、急に気分が悪くなり、酷くえずく。
Read more読書会:『専門家と回復者に聞く 学校で教えてくれない本当の依存症』
2024年1月20日(土)17時(日本時間)より、風間 暁 著, 松本 俊彦・田中 紀子 監『専門家と回復者に聞く 学校で教えてくれない本当の依存症』のオンライン読書会を行います。
Read more鳥籠
私が鳥を飼うつもりでないことは彼女も分かっている。
Read more23 大根引きと迎春
地中から覗いている部分を両手でもって、ぐりっぐりっと回し、土の中から少しずつとりだす。しばらくするとくぽっという感触がして、白肌の大根が全景をあらわにする。
Read moreクリスマスの夜に希望の話を-2023年12月25日の日記
1週間に1,2日ほどデジタルデバイスから離れて、体を動かしたり青空の下で働いたりしたい。先週ふとそう思った。
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