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2021/02/24 Wed.

February 25, 2021 Yuhei Suzuki
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家で探し物をしているとき、目の前にあるのにまったく気づかず周辺を探してしまうということがしばしばある。

アレクサに「『夢の中へ』かけて」とお願いしたら、井上陽水×奥田民生ではなく、槇原敬之カバーが再生された。

「マッキー、元気かな…」って思わずつぶやいたら「友達みたいに言うじゃん」ってツマに突っ込まれた。

ムスメ、登園路で仲良しのお友達と出会い、仲良くふたり手を繋いで歩く。道中、大きなクレーン車を見つけてふたりで「ながーい!!」「でかーい!!」と絶叫大興奮。他にもムスメは、ゴミ収集車とか電車とか好き。鉄分多めに育っています。

保育園にムスメを預けて、家に帰ってさあ仕事がんばろうと思ったのだが、どうにも力が出ず、結局午前中ほとんど横になって寝ていた。昼寝っていうか朝寝?

午後はまぁそこそこ動けたので良しとする。一個一個やるべきことを進めているが、エネルギーと時間が追いつかず、相変わらず遅れ気味。

会社も、個人も、カネがねえですよしかし。夕方に税理士さんとミーティングして、政策金融公庫の「新型コロナウイルス感染症特別貸付」について教えてもらい、さっそく申し込んだ。条件すごく良くて大変ありがたいです。

日本政策金融公庫

夜、クリニックから電話があり、障害年金申請用の診断書が出来ましたとのこと。ありがとうございます。明日取りに行こう。

まぁなんとかなるだろう。なんとかするのだ。

夜はアラン・シュピオの『フィラデルフィアの精神』を読んだ。

今日は、アラン・シュピオ『フィラデルフィアの精神』を。

今宵の一節 - 本・ことば・対話 -https://t.co/ZowCgXwEKx

一日の終わりに、今日読んだ本から印象的な一節を紹介・朗読し、考えたことを少しつぶやきます。話したい人がいればぜひどうぞ。もちろん聴くだけでも。おやすみ前によかったら pic.twitter.com/QpWksIw1wh

— 鈴木悠平 (@YuheiSUZUKI) February 24, 2021
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2021/02/23 Tue.

February 24, 2021 Yuhei Suzuki
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もう春だぞーというような暖かい日と、まだまだ冬だぞーという寒い日が、三寒四温というには生ぬるい振れ幅とタイミングでやってくるので、もう日々翻弄されてますよ。何を着ればいいのよ。

お昼、ムスメとお蕎麦ちゅるちゅるしながら鳥公園の西尾さんとZoomつないでよもやま話。自分自身の関心とかこだわりとかモヤモヤとか違和感とかをないがしろにせず、しかし属人的・独善的でないように場を開いて、色んな人が関われて、また経済的にも持続可能であるようにするにはどうすれば…ということを、西尾さんは西尾さんで、僕は僕で、それぞれに試行錯誤していて、それをなんとなく共有・交換して、なるほどふむふむって感じのお話でした。

鳥公園 公開相談会「これからどうする」 ~①運営編~ という、面白そうなことをやるみたい。ちょっと覗いてみよう。

鳥公園 公開相談会「これからどうする」~①運営編~
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2021/02/22 Mon.

February 24, 2021 Yuhei Suzuki
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この日はツマに保育園送りをお願いして、いつもより早く出た。お声がけいただいた案件で、某所にて対談収録・撮影に同席。普段と違う分野で、しかしリンクすること多々あり、新鮮な知的刺激をもらった。

家に帰っていろいろと作業をして、夕方お迎えに。月曜なのに疲労感がすごいなぁ。

晩ごはんはもう、オリジンのお惣菜の力を借りちゃうことにした。

「今宵の一節」は、わがバイブルの加藤典洋『言語表現法講義』。

小川で大河を渡る。

加藤典洋『言語表現法講義』

今宵の一節 - 本・ことば・対話 -https://t.co/r3d4hBBGBJ

一日の終わりに、今日読んだ本から印象的な一節を紹介・朗読し、考えたことを少しつぶやきます。話したい人がいればぜひどうぞ。もちろん聴くだけでも。おやすみ前によかったら pic.twitter.com/oMxomMUgYd

— 鈴木悠平 (@YuheiSUZUKI) February 22, 2021
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2021/02/21 Sun.

February 22, 2021 Yuhei Suzuki
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午前はいつも通り自助グループに参加。毎週集まって、12ステップを読み、分かち合いをし…というこのリズム、習慣、サイクル、の持つ力を改めて感じる。

「今日一日」を重ねていくこと。

午後、大事な友人と久しぶりにZoomで話す。大学卒業後に彼と出会い直し、教えてもらったいくつかの本や、食事や旅をしながら語ったことが、人生における何度かの「冬」や「夜」を生き延びていく上での下支えになっていている。本当に救われている。

本棚から久しぶりに加藤典洋『言語表現法講義』を取り出す。

スタートから書くこと。

大河を貫く小川の一筋を。

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2021/02/20 Sat.

February 21, 2021 Yuhei Suzuki
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朝食後に薬を飲んでいると、ムスメに「おとうさん、おくすりのんでてえらいね、こんどコンビニでさ、おやつかってさ、おとうさんにもわけてあげるね!」って言われた。服薬ご褒美おやつ(買うのは俺)

ツマが半日仕事のため、ムスメと二人でのんびり過ごした。公園に行ったり、おそば屋さんでランチ食べたり、家でゴロゴロしたり、YouTubeみたり。THE・休日。

公園の砂場には、知らない「おともだち」の忘れ物ースコップとかジョウロとかが転がっているのだが、回収されるどころかだんだん増えていっていて(たまに減るんだけど)、もはや半公共財みたいな感じになっており、我が家含めた保護者たちは、あくまで名目・建前としては「貸してもらおうね」と自分や子どもたちに言い聞かせながら、ちょっと遠慮しつつ使わせてもらう、ということが起こる。

夕方、家に帰ったら、強風によりベランダに干していた布団が吹っ飛んでいたので、拾いに行った。

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2021/02/19 Fri.

February 21, 2021 Yuhei Suzuki
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昨日の帰り、ツマとムスメは花屋に寄って、バラを一輪買って帰ってきたという。その話を朝食後に洗い物をしながら聞き、「(買った花は)そこにあるよ」と言われてキョロキョロするのだが、全然見つからない(洗い場の眼の前にあったのだが!)ということがあった。相変わらず視覚情報の認知が弱い。

そんな僕とツマとのやり取りを見ていたムスメに、「もぉ〜、おとうさんここにあるじゃーん、わかんなかったの?」と言われるなど。あ、はい、すみません。

お昼過ぎに八王子駅でYORIKOと合流して、車に載せてもらい、「想造楽工」で協働している、「たねカフェ八王子」にお邪魔してきた。友人も数人誘ってわいわい&のんびり過ごす。

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(ランチもとても美味しかったのだが、肝心の写真を撮り忘れた)

YORIKOをゲストに話す「ふたりのふむふむ#3」の配信は2/26(金)21:00〜

ふたりのふむふむ #3 | Peatix

寝る前の「今宵の一節」@Clubhouseでは、木ノ戸昌幸『まともが揺れる』を読んだ。「ゴージャスな無駄」というのが、とてもいい言葉です。

"違う。人間はちゃんと、失敗するようにできている。"
木ノ戸昌幸『まともがゆれる』

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— 鈴木悠平 (@YuheiSUZUKI) February 19, 2021
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2021/02/18 Thu.

February 19, 2021 Yuhei Suzuki
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疲れが出たのか、なんだか力が入らず、頭も痛いので、ムスメを保育園に送ってから、ミーティングも休ませてもらって布団で横になる。

お昼過ぎに起きて、近所のそば屋で鴨南蛮そばを食べた。午後は少し作業できるかなと思ったのだが、家に帰ってもやっぱり調子が上がらず、また布団に入って4時ぐらいまで寝た。

役所に行って、保育園の二次利用調整結果への辞退届けを出し(今の保育園&提携幼稚園に通うことにしたので)、同じくフロアの障害支援の窓口に行って、障害者手帳を受け取った。公助だ、公助。

ミスドでドーナツを二つ食べて、カフェオレを飲んでちょっと休憩し、予約していた肺のCTを撮りに行った。2ヶ月ぐらい咳が続いている。3年前の適応障害の時と似た感じで心身症状かなと思うのだが、念のため詳しく診てみようかと主治医の紹介で。

終わってからサンマルクでゆず茶を飲みながら、メールを返すなど、少しだけパソコンを開く。

比較的調子良い日と寝込む日、平均でならすと、やはり3h×5daysぐらいの労働時間想定で予定組んだ方が現実的だし、それでどうにか生きていくやり方を編んでいくしかないな。

そうこうしているとツマから連絡があって、ムスメが今日はデニーズに行くと言うので向かっているとのこと。近くのサンマルクで作業してると答えたら「来る?笑」と聞かれたので、定食を注文してもらって合流することにした。

食べてから電車に乗って、カウンセリングへ。先生の予定の関係で、この日だけ夜の予約になった。

回数を重ねて、語るうちに段々と見えてくるものがある。

22時からの「今宵の一節」@Clubhouseでは、夏目漱石『思い出すことなど』を読んだ。

胃潰瘍で入院し、生死の淵を彷徨った夏目漱石が、その前後の記憶をたどりながら綴ったエッセイで、具合が悪くなったら、弱ったり、心細くなったときに開いて読む一冊だ。

この本を含め、人生の何度かの危機において、漱石先生にはずいぶんと助けられている。

夏目漱石『思い出すことなど』(岩波文庫)

今日はほぼ一日寝込んでいた。そういう時に読み返す一冊。役所に行った帰りにサンマルクでゆず茶を飲みながら

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22時頃から。 pic.twitter.com/esuBplEDOc

— 鈴木悠平 (@YuheiSUZUKI) February 18, 2021
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2021/02/17 Wed.

February 18, 2021 Yuhei Suzuki
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ムスメの幼稚園体験の日。通っている保育園に3歳児以上のクラスがないので、来年4月からは、提携幼稚園に火曜ことになる(朝は保育園につれていき、バスで幼稚園に行き、幼稚園が終わってからお迎えまではまた保育園で過ごす、というかたち)。

ムスメは緊張して出発前に半べそかいていたが、幼稚園の制服にお着替えし、アパートの外に出てスマホカメラを向けるとノリノリで「ピース」。それでもやっぱりドキドキするのか、徒歩10分ほどの幼稚園までの道中はほとんどお父さんだっこ。

園につき、受付を済ませてお部屋に連れて行き、そのあと保護者は別室で説明を受けるのだが、別れ際に「ふええ」と泣く。お父さんお話終わったらすぐ戻ってくるからね、終わったらご褒美にコンビニでおやつ買おうねと言い聞かせ、ムスメも泣きながらうなづき、泣きながら「バイバイ」タッチ。

環境の変化はやっぱりドキドキするよね。お友達と先生と楽しく遊べますように。

保護者向けの説明は、1時間も経たずに終了し、午前いっぱいかかるかなと思ったら11時前に体験入園終了。午後保育園預けられたなと思うが、まあいいか。幼稚園は、父母の会とかあるらしい。入学式で役員を決めるとのこと。ちなみに今日の説明会では、男性保護者は100分の3ぐらい。

朝出かけるときは天気もよく暖かかったので、親子揃って上着を着ずに向かったのだが、外に出ると風ビューンでけっこう寒い。ところがムスメは近くの公園で元気いっぱいに走り回る。

体験入園に来ていた同じ保育園のお友達と公園で出会い、3人で仲良く遊んでいた。「いっしょにあそぼう」とか、「〇〇しようよ」とか「スコップ、かーしーて」とか「どんぐりあげる」とか、色々とやり取りをしていて、ひとつの「社会」だなぁと感じる。

COVID-19の影響で昨年は保護者参観も中止になったので、こうやって子どもたちが集団で遊んでいる様子を見るのはなんだか新鮮、とお友達のお母さんがつぶやいた。確かにそうだな、と思う。

モスバーガーでお昼を買ってお家に帰り、一件オンラインMTGをしてから、ムスメと家で過ごした。

なんだか疲れが溜まっているのか、布団で横になる。ムスメもやってきたので一緒に絵本を読んだら、ムスメも眠った。

夜はカレーにした。考えなくて良い。

ツマが19時半ごろに帰ってきて、3人で食べた。

緒方正人『チッソは私であった 水俣病の思想』(河出文庫)を読んだ。

緒方正人『チッソは私であった 水俣病の思想』(河出文庫)

今宵の一節 - 本・ことば・対話 -https://t.co/yuW1Gyqd4O

一日の終わりに、今日読んだ本から印象的な一節を紹介・朗読し、考えたことを少しつぶやきます。話したい人がいればぜひどうぞ。もちろん聴くだけでも。おやすみ前によかったら pic.twitter.com/HpV43GMgY6

— 鈴木悠平 (@YuheiSUZUKI) February 17, 2021
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2021/02/16 Tue.

February 17, 2021 Yuhei Suzuki
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日中、上着を来て出歩くと少し暑いなという日がちょっとずつ増えてきた。春が近い。

なんとなく最近の僕の様子を見て心配になって連絡をくれた友人と1時間ほどZoomで話す。お互いの近況をつらつらと。連絡をくれて嬉しかったし、それから、単に心配だっただけじゃなく、自分も「話したかった」んだなということを言っていて、それも嬉しかった。

翌日の幼稚園体験入園に備えて、靴下を買ったり名前シールを買ったりして、その後お迎えに。

家に帰ると、役所から封筒が届いていて、精神障害者保健福祉手帳、3級が承認されたという通知だった。良かった。税額控除など、色々と経済的に助かる。

社員俺だけのひとり会社なので、弊社の障害者雇用率、100%になるのでは???と思ったが、役員(代表取締役)は従業員に当たらないので別に関係なかった笑

友人たちから「おそろい!」とか「ようこそ!」とかリプライが来て、ふふふってなった。

夜は『「名づけ」の精神史』を。久しぶりに松本太一さんとお話できた。

「名づけ」がされた当時にそれが指し示していた概念と、イメージや用法が時代と共に変化したり乖離したりすることがあって、そのときに単純に「名前」を変えれば良いという話でもなかろう、と思う。歴史と実践を踏まえて概念と言葉に息を吹き込み直すのか、新たな概念と共に「名づけ」を行うのか。いずれにせよ、「言葉」だけの問題ではない。

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2021/02/15 Mon.

February 16, 2021 Yuhei Suzuki
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2月が半分終わって15日。月曜はじまりの7×4=28日で、今年の2月はとてもわかりやすくていいですね。第3月曜日、僕は忘れずに「小物金属」のゴミを出すことが出来ました。

「アパートメント」今期の当番ノートより。「いろいろな時空間」

いろんな時空間 | アパートメント

感じるものはきっと、確かにそこにいらっしゃる方なのだと結論を付けて、もう好奇心で探らないようにしよう。と思いました。

試したり、確かめたりしない。きっといるんだろうな、生きてるんだろうな、と思う。それだけで良いのかもしれない。そしてこれは、死者や霊魂に対してだけでなく、「他者」との程よい距離感(いい意味での無視)、にも通じるなぁと思う。

ほどよいディスタンス。

僕が以前インタビュー記事を書いた「カプカプ」という喫茶
https://soar-world.com/2019/12/12/kapukapu/

店長のスズキレイジさんの言葉↓

仕事を分けるとか、事業所で過ごす空間を分けるっていうことを、単に「AさんとBさんは相性が悪いから分けよう」という考えでやると、人と人が繋がる可能性がゼロになってしまいます。そういう方法は取りたくないなと。

お互いがまだ警戒していて喧嘩が起こるような状況で、ずっと同じ空間を使い続けていたら関係修復できなくなっちゃうので、一時的に少し離す、ということはあります。

そういう意味では、メンバー同士のことを考えて住み分けをしている面もありますが、現実はそれほど単純には決まらない。いろんな出来事の積み重ねで、そこにいる人同士の関係性って変わっていくんですよ。

人と人がつながる可能性は消さないで、いろんな仕掛けを重ねていく。するといつの間にか、メンバーさん同士の関係もほぐれていったりします。


地の文で僕が書いたもの↓

カプカプという場における「選択肢」は、目の前に扉が3つだけあってその中から選びなさい、という類のものではないように思う。そうではなくて、カプカプという小さな球体の惑星があるとしたら、どの面に着地しても良いよ、というようなイメージだ。

メンバーさんは、着地した場所で見つけた素材を使ってそれぞれに表現をする。気に入ったならそのまま定住しても良いし、ちょっとしっくり来ないなと思ったら、別の場所に移動しても良い。移動した先で気の合う仲間に出会えるかもしれない。人が増えて混んできたら、またちょっとずつ移動しながら住むエリアを微調整する。スタッフが新しい素材を持ってきてくれることもある。

そうした日常の営みの中で、僕たち訪問者は彼らの表現と出合い、歓待を受ける。喫茶も、コピー機やトイレの貸し出しも、リサイクルバザーも、ものづくりと物販も、ワークショップも、どれが一番、ではなくて、そのどれもがメンバーさんによる表現のひとつのかたちであり、彼らの人となりに触れる接点のひとつでもあるのだろう。


それから、鹿児島の「しょうぶ学園」
https://soar-world.com/2019/02/28/syoubugakuen/

地の文で僕が書いたもの↓

まず第一に、本人がやりたいことをできるように環境を整える。その上で、出来上がったものを外に発信・販売する際は、必要に応じて手を加える。それらの判断はしょうぶ学園のスタッフの仕事になるわけだが、これは決して「コラボレーション」ではないのだと福森さんは語る。

作り終わった旬の素材は、彼らにとってはもう興味の対象からは外れている。それを拾い上げて外にどう届けるかのアイデアと方法を「マッチング」させているだけ。そこには世間一般で言われる対話や共創、コラボレーションといった要素はほとんど生まれない。

「完成の悲しみ」と「完成の喜び」、2つの世界が絶妙な距離感を保ったまま、併存している。


施設長の福森伸さんの言葉↓

禅の世界でも、無になろうと修行する人も多いんですけど、なかなかそっちの世界に行くことはできません。それでもやはり、彼らに近づきたいと僕は思っている。

でも、なれないの、僕らはね。

なれないからこそ、共存したいと思っているんです。

対話とか共感が大事だよねって良く言われる昨今ですが、それはそれで大事なんだけど、一方で、相手の存在を感じ、尊重した上で「放っておく」「干渉しない」というのも、必要なことがあるんじゃないかなって思う。

分かり合えないけれど、共存する、ということは可能なはずだ。

同じく「アパートメント」の当番ノートより、「現代人にはきっと退屈が不足している。(シベ鉄横断記憶その1)」

現代人にはきっと退屈が不足している。(シベ鉄横断記憶その1) | アパートメント

近頃、あまり退屈していないなあと思う。毎日が充実しすぎて溢れちゃうというわけではなくて、「退屈な時間を許容」できなくなっている。 社会人になってから、少しでも能率をあげるべきだと、すきま時間も何かに「生かせる」のではないかと考える癖がついた。


油断するととにかく隙間を浸食されやすい現代社会です。「隙間」なのに油断できないってどういうことだってばよ。


スキマ妖怪の力を借りたい。

隙間とスキーマ。



市村弘正『「名づけ」の精神史』を引き続き読んでいるが、めちゃ面白いな。

「名づけ」の精神史 増補 (平凡社ライブラリー)

私たちの思考と感情は、何よりも、物事をすべて自己の統制のもとに置こうとする志向によって支配されているようにみえる。この社会における努力の方角は挙げて、「予定外」の出来事の回避、つまり驚きや疑いをもたらす「混乱」を消滅させることへと向けられているように思われる。このような志向と、そのための社会的および心的作業とを貫いているのは、ほかならぬ未知なるものとしての「他者性への恐れ」(R・セネット)ではないか。

p.77-78「精神の現在形」

他者性への恐れから、コントロール範囲をどんどん広げていく。行き着く先は「失敗」や「想定外」の否認と無限の自己責任だ。

「落ちこぼれじゃなかですもんね。失敗したから失敗の会ちゅうわけです。人間だから失敗もあるじゃろう」というそれ自体は変哲のない言葉が、観る者に突きささってくるのは、私たちの生きる世界に「失敗」がいかに成り立ちにくくなっているかを、それが鮮明に浮き彫りにするからである。

安楽と効率を指向し、そのための計画とプログラムによって覆いつくされた社会生活においては、そのプランの実現を阻み害とすると考えられる事態は極力、遠ざけられ回避されなければならない。そういう事態を招いてしまった者やその渦中で苦しむ者は、プログラムに対する見通しの甘さと計算能力の不足を示すにすぎないのであって、まさに社会の「落ちこぼれ」として片付けられざるをえない。

p.100-101「『失敗』の意味」

怒られては謝り、を繰り返し、30数年生きてきて、僕は自分のことを疎外してきたのかもしれない、と、色んなシーンがフラッシュバックして、ふと気づいた。


「今宵の一節」は遠藤周作『人生の踏絵』を読みました。

遠藤周作『人生の踏絵』

今宵の一節 - 本・ことば・対話 -https://t.co/LSA8aHWAC7

一日の終わりに、今日読んだ本から印象的な一節を紹介・朗読し、考えたことを少しつぶやきます。話したい人がいればぜひどうぞ。もちろん聴くだけでも。おやすみ前によかったら遊びに来てね。 pic.twitter.com/Xo1KWrLZkR

— 鈴木悠平 (@YuheiSUZUKI) February 15, 2021

意識して選びとるまでもなく、気づいたら着せられている「洋服」を、脱ぎ捨てるわけにはいかないから、自分のからだに合うようにどうにかこうにか仕立て直していく。

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2021/02/14 Sun.

February 15, 2021 Yuhei Suzuki
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ツマ実家にて朝ごはんをいただいてから、最寄り駅まで送ってもらい、いつもと違う路線で自助会へ。時間に余裕があったので一つ前の駅で降りて10数分歩いた。

終わってからとんぼ返り、高尾山口の風呂屋で合流(みんなは割引券使って先に入っている)。ムスメは午前中、ツマと一緒にケーブルカーで山登りしておさるさんと会ってきたそうです。

風呂屋の入り口の大きな天狗さん。マスクをしているけど、鼻が隠せていないので飛沫が心配。

マスクをした天狗さん 鼻が隠れていない.jpeg

隙間時間に少し仕事をした。

慢性的・持続的な障害・疾患と共に生きる人にとって、
・稼働時間を伸ばすことが難しい
・高ストレス環境に身を置くことの悪化リスク
という理由から、いわゆる「スタートアップ」的起業(大きなビジョンを掲げ、出資を募り、赤字を掘って単一プロダクト/サービスをぐいっと成長させ、EXITするというような)は、非常に相性が悪いのだよな。少なくとも僕は絶対に無理だ。

それから、芸術・研究・福祉といった営みは、そもそもビジョンドリブン・目的志向的な組織・事業運営と相性が悪い。

ハイリスク・ハイリターンなファイナンスではない、別のあり方を見出す必要がある。などと、考える。

ツマ実家に戻って少し休憩してから、ばあばの誕生日祝いも兼ねてみんなでお寿司屋さんへ。19時半頃には解散して、我ら3人はバスと電車を乗り継いで自分たちの家へ。お昼に風呂入ったので寝るだけ。すやすや。

寝る前にポケ戦を観ようと思ってYouTubeを開いたら、もう公開終了してた。23:59までだと思っていたら、20:59までだった。残念。

ポケ戦、無料公開してるじゃないか。

機動戦士ガンダム0080【公開期限:~2月14(日)20:59】 https://t.co/8v30UFWNSB @YouTubeより

— 鈴木悠平 (@YuheiSUZUKI) February 13, 2021

「ポケットの中の戦争」はガンダムシリーズだけどガンダムを見たことがなくてもまあまあ理解できる内容で、戦争の中の日常と非日常を描いた、「この世界の片隅に」みたいな作品で、とても良いしトラウマ受けます。

— 大貫剛 (@ohnuki_tsuyoshi) February 14, 2021

そうなんですよほんと。

昨晩の地震から1日が経ち、Facebookに流れてくるみんなの安否投稿も見る。どうあれ、命が無事で良かった。

家や事務所で倒れたものの片付けとか「すること」があり、しているだろうと思うから、何をどうというわけでもないけれど、でも、ふとした拍子に、もし心がざわざわして、話し相手がいるといいなというときは、いつでも連絡してください。もちろん住む場所を問わず。

平安の祈り

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2021/02/13 Sat.

February 14, 2021 Yuhei Suzuki
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午前中は、ツマが外のカフェに仕事に行って。僕は家で掃除やら洗濯やらあれこれしつつ、ムスメと遊んで過ごした。

最近のムスメ、「このおもちゃさー、ちーちゃいときにつかってた」などと言ったりする。3歳児の身体の中にも確実に「時間」が蓄積しているのだな、と。

向こう半年ぐらいの、家計と、自分の会社の、それぞれのキャッシュフローを見積もるなどした。共働きなので家の方はまぁ大丈夫そうで、あとは会社の方、自分が建て替えている経費とか、自分の給与とかの精算タイミングや金額を調整するなどして、状況が変わるまでどうにか耐えようと思う。

市村弘正『「名づけ」の精神史』(平凡社)を読み始める。

周縁部は、そこから一路「成功」めざして中心部に向かう場としてではなく、またそこから「愛慕」の地へと脱落するのでもなく、中心からの距離に対する自覚にもとづく抵抗感覚と、それに支えられた認識とを可能にする「位置」として考えられねばならない。その位置を実りあるものとする方法は多様であろう。周縁性はそういう精神態度を可能にするものとしてある。

「都市の周縁」p.33

周縁の者が周縁に留まること。

当事者活動の「ポスト制度化」あるいは「キラキラ問題」とも通じるものがある。

夕方に家を出て、電車に乗って八王子のツマ実家へ。ムスメがじいじとばあばのためにつくったバレンタインプレゼントを持って。

ちらし寿司とケーキを一緒に食べて、寝た。

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2021/02/12 Fri.

February 13, 2021 Yuhei Suzuki
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ムスメを保育園に送ったあと、通院して障害年金申請用の診断書作成を主治医に依頼。申請してから2-3ヶ月待って、支給が決まったらその翌月が最初の振込、というスケジュールなので、まぁ通ったとしても年金が入るのは早くて5月、現実的には6月ぐらいか。手帳の方が先に決まるかな。

確定申告が迫っているが、昨年は途中まで会社員&副業組み合わさっていたので、今とだいぶ収支にギャップがあり、前年ベースの課税がどれぐらいになるのか、3月4月のキャッシュがちょっと怖い。まぁどうにか。

月末の読書会の本『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』と、それから毎日ちょっとずつ読んでた『ゲド戦記 影との戦い』を読み終える。

「今宵の一節」は、本じゃなくてCDにしました。

今夜は本じゃなくてCDです。
ヒグチアイ・ベストアルバム『樋口愛』
歌詞カードと一緒に小説も収録。どれを読もうかな。「東京」かな。

今宵の一節 - 本・ことば・対話 -https://t.co/Ckb8aN4eh7
一日の終わりに、今日読んだ本から印象的な一節を紹介・朗読し、考えたことを少しつぶやきます。 pic.twitter.com/JlnJveXYzy

— 鈴木悠平 (@YuheiSUZUKI) February 12, 2021

YouTubeでも曲を聴けるので、よかったらぜひ(布教)

ヒグチアイofficial - YouTube
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2021/02/11 Thu.

February 12, 2021 Yuhei Suzuki
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洗面所でやるべき諸々の作業(コンタクトレンズはめる、歯磨きする、顔洗う、髭剃る、化粧水とニベア塗る、ワックスつけるなど)あるじゃないですか、まとめて一気にやってしまえば早いのは分かっているのだけど、考えごとしながらやっていると、連想ゲーム的に全然別のことに頭持ってかれて「そういえばさー」ってリビングに戻ってツマに話しかけるみたいなことがしばしば発生するので、だいたい全部終わるまでに2,3回リビングと洗面所を往復することになります。

そういうときにツマは「あれ、髭そりに行ったんじゃなかったのw」とツッコミを入れてくれるのですが、この日は「一個ずつやりなよ」って言われて、それがまたトリガーになって「そうそう、一個ずつやるのが大事なんだよなぁ…そういえばさ!今読んでる本でもまさにそんな話してる章があってさ」ってまたリビングに戻って本を開いてツマに嬉しそうに見せる、みたいなことが発生しました。

あ、読んでる本ってのはこの本です。読書会やるからよかったら来てね(ダイレクトマーケティング)

読書会: 『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』 2月28日(日)17:00-18:30@Zoom — 閒-あわい-

祝日なので、家族3人でのんびり過ごしつつ、合間にちょこちょことミーティングとか作業とか。

「英数字全角入力強制フォーム」に出合うたびにムキーってなる私です。

『デザイニングWebアクセシビリティ』のこのページを布教したい。https://t.co/JMQ8GPllSo pic.twitter.com/vQTvxtfV1T

— 鈴木悠平 (@YuheiSUZUKI) February 11, 2021

これは燃えるゴミなのか粗大ゴミなのかはたまた別の分類になるか…?という、ちょっと分かりにくい種類の、いつものルーチンの中で処理されにくいゴミ達の取り扱いを、区の分別案内ページで確認し、彼らを旅立たせる日をカレンダーに書き込むなどしました。ゴミ大臣の仕事です。えらい。

Clubhouseの「今宵の一節」では、山崎ナオコーラ『母ではなく、親になる』を読みました。ムスメが生まれる前後に買って読んで、ずいぶん救われた記憶があります。「ひさしぶり」のお友達、「はじめまして」の方、SNSでずっと相互フォローだったけど直接会ったり肉声で話したりしたことはないという「はじめまして…?」の方など、色んな人に遊びに来てもらいました。

今夜も22時からお部屋を開きます。

山崎ナオコーラ『母ではなくて、親になる』

今宵の一節 - 本・ことば・対話 -https://t.co/9bLpe6jslz
一日の終わりに、今日読んだ本から印象的な一節を紹介・朗読し、考えたことを少しつぶやきます。参加者の方も話したくなったらどうぞ。もちろん聴くだけでも。 pic.twitter.com/soqcjs1nX1

— 鈴木悠平 (@YuheiSUZUKI) February 11, 2021
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2021/02/10 Wed.

February 11, 2021 Yuhei Suzuki
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保育園に行く前に、予告されていたより早い時間でガスの点検の人が来て、ムスメびっくりしてしまったが、「火がちゃんとついてお父さんお母さんが料理できるように、火事にならないように、ガス屋のお兄さんがお仕事で見てくれてるんだよ」と説明したら、半泣きになりながら頷いてた。がんばった。

こまごましたタスクをバババババッと打ち返して、珍しくこう、やったった感のある午前。

午後は、幼稚園にムスメの制服と教材を受け取りに行ったり、支払調書を印刷して税務署に出しに行ったり、けっこううろうろと歩き回って、そこそこいい運動になった。天気もよかったし。

用事を終えてから、本屋に行って『違国日記』7巻を購入。これまで全巻Kindleで持っていて、7巻もすでに読んでいたのだけど、今夜の配信でも朗読しようと思って、買った。1-6巻も紙で買おうかな。

違国日記7巻書影.jpeg

読んでしんみりしていたらツマから夫婦Slackで連絡。

「キリがよくなったから早めに退勤
今日は何食べたい気分とかあるかい」

「今日は
なんだろ
なんというか
やさしいもの
じゃがいものポタージュとか」

「主食じゃなくてスープのリクエスト来た笑」


「笑
しんみりしてるから」


「グラタンとかクリーム煮とかそういうかんじ?」


「そう、なんかそういう
やさしいやつ
ポトフとか笑
グラタンもクリーム煮もいいね」


「でたポトフ!」

そう、僕はなんか、「困ったらポトフ」みたいなところがある。やさしいし栄養とれるしお手軽だし、ポトフは万能料理だという信仰のようなものがある。

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