My family moved a lot for my father's job. The experiences of mine as a transfer student were very different from the flattering ones of my father’s and the one of my grandfather’s work ride in a horse-drawn carriage.
Read more2. ある浮き草の夢
我が家は祖父の代からの「転勤族」で、私も父の転勤に合わせて、小学生の頃から転校を繰り返してきました。都会から田舎までさまざまな地域で過ごしましたが、根を下ろす「地元」は持てずじまいです。「障害ひとり親」、という現在の立場に至る前から、「転勤族の子ども」というマージナルな立ち位置から世界を見つめていたのかもしれません。
Read more10 秋の畑
10月も半ばになり、気温が下がって、散歩日和が続いていた。久しぶりに歩いて畑へ向かうと、季節外れの桜が咲いている。
Read more今を生きるわたしを支えてくれるもの
人生でいちばん堕ちていたとき、わたしはもう何カ月も自宅に引きこもっており、しかしその日は大学病院の救急処置室にいた。
Read moreいびつなものとしての私たち
僕は恐らく軽度のADHDだと思うし、躁鬱病(双極性障害)だろうし、適応障害かも知れないし、まず間違いなくアル中で、他にもなんやかんやあるかも知れない。でも僕にはそういった診断は一つもついていない。たまたま主治医が「そういう」人ではなくて、診断名をつけようとしなかったのだ。一方で毎週新しい診断名が増えていった友人もいる。
Read more名無しへのご自愛
テーマである「病」とは何かを、私はよく理解していない。「症状」なら分かる。鼻水が出る、頭が痛い、気分が落ち込む、これは症状だ。
困るのは、抱えた「症状」がどの「病」にもいまいちハマらないときだ。例えば、私は20代前半の時に、「めっちゃオナラ出る」という症状を抱えた。
やがて死にゆく者たちの唄
風邪のようにはサクッと治ってくれない類の「病」がある。お医者さんによって「名付け」が可能な単位で数えてみれば4つ5つが束になっていて、日々の生活と絡み合ってあれやこれやの「ままならなさ」ー「障害」と言ってしまってもよいだろうーを形成し、それらを携えていかねばならない、そういう身体を生きている。
Read more禁じられた10代
ラジオのDJを目指したときに、オーディションに提出する書類に健康面を書く欄があり、少しためらいながら「健康」と記入した。「健康」と書かなかったらはじかれることは間違いないと思ったからだ。当時私は「健康」ではあったが、大きな病気を「寛解」したばかりだった。
Read more彼女のアイプチ
お盆の割に人がまばらなショッピングモールで、まぶたを二重に細工するあれこれを見かけて、アイプチをしていた「彼女」のことをふと思い出した。
Read more9 野分
9月、私の住む宮崎には台風がやってくる。
Read more#1 Memory of the Beginning
It was my longing, when I grew up and started to build my own life, to prepare afternoon tea and sit around the table with my loved ones in a cozy space with good smells coming from the oven.
Read more1. はじまりの記憶
気づけば、真っ暗な水底で子どもたちとじっとしていた私は、名もなき「ひとり」からの小さな経験をもとに、国の法律を改善する運動を始めることになりました。
Read more心身共に「健やか」であるために
「心身共に長期的に安定していて、自分のやっていること・やりたいことに意欲を持って取り組めている状態、ですかね。」
閒の友人に「さとみんにとっての健やかさとは?」と問いかけられて咄嗟に出た言葉は、こうだった。
Read more8 秋冬野菜の準備
夕方、車でトンボの群れをかいくぐって、畑へ向かう。
Read more夫と私のよもやま話Vol.3
ずっとぐるぐると悩んでいることがある。子どもをもつべきか否か、という問題である。
Read more