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産休・育休時にオットがやるべきは「家事をがんばる」とかそういうことではなく

November 13, 2017 Yuhei Suzuki
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「産休・育休のひとつひとつのタスク自体はたぶん大したことなくって。それよりも、コミュニケーションの相手がものすごく限定されるのが大きいんだということを、わかっておいてほしい」

産休に入り、高尾の実家に帰ったツマとの「産休はなれ暮らし」が始まって2週間。

子どもが産まれてからは否が応でも慌ただしい生活が始まるのだから、今のうちにお互いが大事にしたいこと、お互いに求めることを整理して言葉にしておこうという提案をツマからもらい、①人としての生活の自立、②ツマ/オットとしての生活、③家族の一員としての生活、④ママ/パパとしての生活の4つの軸で、今出来ているから維持してほしいこと、これから出来るようになってほしいこと・気をつけてほしいことをお互いに書き出して交換した。

その時のやり取りの中でツマから言われたのが冒頭の言葉。

言われてみれば確かにそうだな、という話なのだけど、改めてそれを要望としてまっすぐに伝えられるまで、ことの重大さは自覚し切っていなかったと思う。

ツマの実家ぐらしが始まってから、週に2回はあちらに顔を出すということをしているのだけど、やはり仕事の関係もあり、夜遅くに着いてメシ食って泊まって早朝また出社…みたいな感じになってしまって、わたし自身がツマの「昼間の生活」と交わることはない。

時々、「ヒマー」とLINEが飛んでくるが、日中なかなかタイムリーにお返事をできることもないのが正直なところ。しかし、「ヒマだ」というツマの言葉は、けっこう馬鹿にならないシグナルだったのだ。

ツマが産休に入るとか実家に帰るとかいうのを、「出産に備えた休み」などと素朴に考えていると見落とすのが、これまで会社で働き、都内でさまざまな人と関わっていたツマの「人間関係のチャネルが急に限定される」ということ。

身体のなかの赤子のためにも健康に気をつけながら、犬の散歩をして、買い物やごはんの支度をして、その合間に母親と分担しながら祖母の介護をし…といった生活範囲の中では、基本的にツマの話し相手は家族しかいない。

時折やって来る友人やオット(わたし)は、ツマと外界を結ぶ数少ない"窓口"なのだ。

一方でわたしは、社内外で毎日色んな人と仕事をしたり出会ったりして、その上にプラスオンでツマやツマの実家ご家族との接点がある。前提が真逆なのだ。うっかりするとそれを忘れてしまう。

わたしたち男性は、ともすれば量的・物理的ソリューションというか、「産前産後や育児のあれやこれやのタスクを自分がどれだけ担えるか、それはツマに比して不十分ではないか」みたいな観点で頑張ろうとしたりするんだが、実タスクを何%担っているかなどといった”担当業務”の問題よりも、ツマとの他愛のないコミュニケーションの時間をどれだけ持てているのか?という方がよっぽど大事なのかもしれない。

ツマが産休に入る前は、「週3で顔出すよ!」などと豪語していたのだが、やはりそれなりに移動距離はあり、体力的にも、仕事の時間的にも、週2回で精一杯というのが実態である。でも、「疲れるから」といってこのラインを下回るようなことは絶対にするまい…とは決めている。

そんなに毎日ドラマチックなことばかり起こるわけではありませぬが、限られた時間だからこそ、わたしはツマに毎回いろんなおみやげ話を持って帰れるぐらいには一生懸命に昼間を過ごそうと思うのだ。

In essay Tags male-hus-dad-parent-andme

海の向こうからのエール、「フィンランド・ベイビー・ボックス」とのご対面

November 5, 2017 Yuhei Suzuki

11月。 産休に入ったツマは実家で出産に備え、僕は一人暮らしをしながら、週に2回ほど顔を出すという日々が始まった(まだ1週目だけど)。

案の定、ツマがいなくなってから3日連続床で寝落ちするという極めて幸先の悪いスタート。赤子を迎え入れる前にもう少し人間らしい生活スタイルを身につける必要がある。

それはさておき、少し前に注文して、ツマの実家に届いていた「フィンランド・ベイビー・ボックス」と今日対面することができた。

こちら、フィンランドのパパ3人が起業して始めたサービスで、赤ちゃんが生まれてから1年に必要なグッズをひと箱に詰めたギフトボックスである。

https://www.finnishbabybox.com/ja/

開けてみるとこんな感じにほら。

赤ちゃんの寝間着、部屋着、外出着、スタイやお風呂・衛生用具、哺乳瓶にぬいぐるみetc. 赤ちゃんとの最初の1年を過ごす必需品がたっぷり。
(あとコンドームも入ってたw)

衣類は複数のサイズが入っているほか、注文時に「冬の一番寒い時期に赤ちゃんは何ヶ月ですか?」「冬の一番寒い時期はどのぐらいの寒さですか?」という質問に答えることで、赤ちゃんの発育具合や気候に合わせて、サイズ・暖かさがカスタマイズされて届くという優れもの。

さらに驚くべきは、これがそのままベビーベッドになるということ。

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マットレスに防水カバー、シーツに布団も完備。

あとはおむつやミルクなどの消耗品を中心に書い足す必要はあるけれど、このボックスひとつで、赤ちゃんをお家に迎え入れるための大半のグッズが揃うといっても過言ではない。

少し前に、パパとしての実感を高めようとツマと一緒に西松屋に行ったのだけど、情報量の多さに圧倒されてオロオロしてしまった(笑)

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だっておむつだけでこれだけあるんだよw

もちろん、産まれてくる赤子を思い浮かべながら、ベビー用品をあれこれ物色して選ぶ時間も大切だと思うけど、このフィンランド・ベイビー・ボックスのように、「このひと箱でOK!」ってまとめてくれるととっても心強くて安心だよね…

そもそもこの宅配ボックスサービスがどうして産まれたのかというと、本国フィンランドでは、出産家庭への手当として、国からこのようなボックスがプレゼントされる仕組みになっているそうなのだ。

フィンランドでは、出産が近づくとKELA(フィンランド社会保険庁事務所)から両親に国からのプレゼントが渡される。これは母親支援の手当の一つで、現金支給か育児パッケージのどちらかから選ぶことができる。現金支給だと約140ユーロ、育児パッケージだとその倍以上の価値のある育児グッズがもらえることもあり、赤ちゃんを迎える家庭の3分の2が育児パッケージを選択するという。

もともとこの育児パッケージは、乳児死亡率の高かった1900年代始めに民間の母子支援活動から始まったもの。それは1937年に法制化され、母親手当の現物支給となり、当時あった所得制限も1949年には撤廃されている。今では地域の出産や子育ての支援センター「ネウボラ」や医療機関で妊娠健診を受診していれば、全員もらうことができるようになっている赤ちゃん歓迎の祝福のシンボルだそう。

「フィンランド政府の出産祝い 衣類やオムツ全員に」
日経DUAL, 2014/10/09
http://dual.nikkei.co.jp/article/034/52/

2013年にフィンランドのこの施策がBBCで紹介されると、世界中から購入希望があったという。だけど、フィンランド政府公式のボックスはフィンランドの人たちしか手にすることができないのだ。

そこで、このスターターキットの便利さや、出産・育児を祝い、応援してもらう喜びを世界中の人たちにも共有したいという思いを持つフィンランド人のパパ3人が起業、政府公式のボックスを踏襲したオリジナルパッケージでの「フィンランド・ベイビー・ボックス」を世界各地に販売・配送するサービスを立ち上げたのである。

モノとしての便利さ、かわいさもさることながら、こうやって、未来のパパ・ママを応援しようとしてくれる先輩たちが海外にもいるのだという事実が、出産前の不安な僕たちと勇気づけてくれる。

「苦労は買ってでもしろ」なんてことわざがある。

実際、子育てにしろなんにしろ、自分で汗かき試行錯誤するなかで人は成長するのだろう。

だけど、やっぱり子育ては不安で心配だし、いくら準備しても、どれだけセンスのある人でも、きっと苦労は絶えることがないのだから、ほんの少しの工夫で子育てが「楽」になるなら、それは積極的に使っていったらいいし、そのためのアイデアや取り組みはもっと広がっていけば良いと思う。

In essay Tags male-hus-dad-parent-andme

きっと誰もが、「ヨチヨチ父」

October 31, 2017 Yuhei Suzuki
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「買ってきたよー」とツマに手渡された一冊。

ヨシタケシンスケ著『ヨチヨチ父−とまどう日々−』を読んだ。

ヨシタケシンスケ氏は、『りんごかもしれない』(ブロンズ新社)をはじめ、子どもの目線で日常の何気ない一コマを描く絵本作家・イラストレーターである。

僕のツマをはじめ、発達心理や児童福祉、教育等々の界隈で働く人にファンが多く、僕も布教されるがままに4, 5冊読んだのだが、ユーモラスなお話づくりがなかなかクセになるのだ。

本作は、そんなヨシタケシンスケ氏自身が父親になって、はじめての育児を体験したとき、つまり"ヨチヨチ父"の日々を振り返って描いた、"父親目線"での育児エッセイだ。

僕を含め、子どもが産まれるまえからオロオロしているプレパパや、今現在ツマにやいのやいのと言われながら奮闘中の現役ヨチヨチ父にとっては、この上なく貴重な「味方」になるだろうと思う笑

「ホラ!ジャーン!母子手帳。」

「…『パパ手帳』はなくていいの…?」

おそらく母子手帳をもらったばかりの(プレ)ママと、それを見せびらかされてうろたえる(プレ)パパの絵が表紙裏のそでに描かれている。

もう、この表情に、世の男性の育児に対する不安が凝縮されているといっても過言ではない笑

教科書とかマニュアルとか手帳とか試験とか資格とか…学習プロセスで「形あるもの」に依拠したがるのはどちらかというと男性に多いように思うけど、育児の場合はそれがほとんどない(両親学級で配られるパンフレットぐらい?)。その上、徐々にお腹が大きくなってそして苦しみながら我が子を産み落とす…という「体験学習」の機会もない。

「え?俺?パパになるの?大丈夫?どうやってなるの?何を終えたらパパ認定なの?」と、所在のなさを抱えたまま出産の日を迎える。

そして、本書冒頭の漫画で戯画的に描かれているような、「頼りないお父さん」が赤ちゃんと一緒に誕生するのである笑

そこから先もヨチヨチ父さんに待ち構えているのは試練の連続である。

赤ちゃんの抱っこ、沐浴、おむつ替え、それから爪切り…日常の赤ちゃんケアあれこれはもちろんのこと、ぎこちない。 そしてそのおぼつかなさを見かねたママに叱られる…w

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と、こんな感じで新人パパが直面するあらゆる試練がコミカルに描かれていて、もうこれは読んでてまったく他人事じゃないw

ただ、この本の素敵なところは、とことん自虐的に描きつつも、ヨチヨチの日常のなかにささやかな幸せが指し示されているところである。

泣き出した赤ちゃんをあやしながらお店の外に出るパパの背中は、"他の誰かをホッとさせ、楽しませ、勇気づけている"のかもしれない、という話とか 親になるということは、「強さ」や「弱さ」でははかることのできない「新しい何か」を手に入れること、だとか

随所にグッとくるエピソードがあって勇気づけられる。

読めば読むほど、ヨチヨチ苦難の日々は避け得ない気がするし、平坦な道のりのはずはないんだけれど、でもなんだか、ちょっとだけ、「その日」が楽しみになってくる。なんとかがんばれそうかな、って気持ちになる。

そんな本です。

*

「いやー読んだけどこれ、ここに書かれているヨチヨチ父エピソード全部そのままなぞる気しかしない。二足歩行出来る気がしない」

読み終わった後、こう言ったら、

「うーん、そうだね。でもね、私この本読んで、あなたがヨチヨチ父なように、きっと私もヨチヨチ母をやるんだと思ったよ」 と、ツマ。

きっとツマも不安なのだろうなと思う(当然だが)。

二人でヨチヨチ、歩いていこう。

In essay Tags male-hus-dad-parent-andme

#14「ツマと、おつる: 産休前夜のサプライズゲストでオットそわそわ」2017/10/31

October 31, 2017 Yuhei Suzuki

そわそわ

そわそわ…

そわそわそわそわ…

ツマ「めっちゃそわそわしてるw」

オット「だってほら、おつるが来てる。我が家に。これは現実?」

ツマ「現実だよ」

オット「よ、ようこそ!」

おつる「苦笑」

*

10月最終日、明日からツマは産休に入って実家に帰るので、お家で一緒にごはんを食べようと、会社で締め作業を必死こいてやって(終わらなかった)から帰ったら、今日は来客ありとのこと。

ツマの会社のお友達、おつる(かわいい)が遊びに来てくれました。

3人でごはん食べました。

オットそわそわして完全に怪しい人。

おもむろにお茶を注ぐなど

ツマ「こいつ普段より気が利く」

あとはなんか、りんごは塩水に通すと保存がきくという、産休前のツマから豆知識インプットを受けたり、NASAが新しい星を発見したという宇宙ニュースで盛り上がったり(おつるは宇宙が好き)、三軒茶屋に住みたいという上京ガールを応援したりしてました。あとケーキを食べるなどしましたまる

(そわそわしてライティング力が小学生の夏の絵日記レベルに下がった) 

明日からツマ産休なので、オットがんばる。

#14 「ツマと、おつる: 産休前夜のサプライズゲストでオットそわそわ」2017/10/31

本日の夕げ

・チキンのハニーマスタード焼き

・野菜たっぷりスープ

・アボカドサラダ

・ごはん

(あとデザートにりんごのミルフィーユ)

上がオット作

右下がツマ作

左下がおつる作

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#13「ツマと、一周年: 八芳園は素敵な式場ですよ」2017/10/30

October 30, 2017 Guest User
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オット「はい、というわけで、1周年かんぱーい」

ツマ「やっぱねぇ、色々見てきたけど八芳園のスタッフさんたちすごいと思う」

オット「『TEAM FOR WEDDING 〜仕事はソロよりオーケストラ〜』だかんね」

ツマ「オーケストラもそうなんだけど、一人ひとりソロも上手いからねあの人たち。気配りがすごいんだ」

オット「ね。ちょっと働いてみたいかも」

ツマ「ホールはあなた、情報量多すぎて絶対対応できないと思う」

オット「せ、せやな」

*

そんなこんなで今日は白金台にある結婚式場「八芳園」が運営する「アニバーサリーガーデン」にて。結婚式からちょうど1年、無料ディナーご招待というアフターサービスを享受してきたわけ。

形式張ったウェディングが嫌で、色々持ち込み手作りオーダーメイドの無茶な相談をしたんだけどそれもぜーんぶ予算内で完璧に応えてくださって、披露宴当日も超楽しかったしスタッフさんのエスコートが神すぎたので、以来夫婦ともに八芳園ファンになっているのであります。

(とかいいながら1年ぶりに来たけど)

*

ツマ「いやー1年とかあっという間だね」

オット「来年もこのサービスあるのか知らんけど、1年後は赤子連れてきとるぞこれ。驚愕」

ツマ「そういえばなんかさ、一升餅とかお食い初めの鯛とか、日本の赤子向けの記念風習って、やたらとデカイもの出すよね。赤子、絶対食えないし」

オット「あれじゃない、人としての器を大きくするとか、獅子は千尋の谷に突き落とすとか、そういう系のこう、物量で圧倒する子育てスタイルちゃう。そういうの発達心理学的にどうですか奥さん」

ツマ「いやいや発達心理学的には全然ダメよそれ。かのヴィゴツキー大先生は"発達の最近接領域"って言うてまして」

オット「またなんか高度なやつ出てきた。こないだはコルトハーヘン先生だったのに今日また新しい人出てきた」

ツマ「要はあれよ、自分の身の丈よりちょっとだけ難しくって、助けがあればできるっていう経験がその子の出来ることを伸ばすっちゅーこっちゃ。タイなんか大きすぎますわ」

オット「なんで関西弁になってるか知らへんけど、私が最近地道なプレパパトレーニングを受けてるのとおんなじやね」

ツマ「そゆことそゆこと」

#13 「ツマと、一周年: 八芳園は素敵な式場ですよ」2017/10/30

今日はお絵かきお休みして写真をホイッとな。美味であった。

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「育休取るの?」の質問に、YESで即答したいところだが、現実なかなか難しい

October 23, 2017 Yuhei Suzuki

夏頃にツマの妊娠も職場等々に公表され、その後日に日にツマの腹が大きくなるにつれ、オットである僕に対しての、ツマから、また周囲からの「育休取るの?」の質問頻度はじわりじわりと上がってくる。

「うーんそうだよねぇ、取れるなら取った方がいいよなぁやっぱり。うーん難しいだろうけど考えてみようかなぁ、取った人はみんな『取って良かった』って言うしなぁ」

こういう煮え切らない返答をしているのは決して「取りたくない」からではない。どっちかっていうとあれだ、「取れるなら取りたいし、取るべきだよなぁ」と思っているからこそ、現実と板挟みになって辛い、みたいなそういうやつです。

いや、僕も今のご時世、「男は仕事、女は家庭」みたいな旧時代的家父長主義が良いなんてさらさら思ってもいないし、「24時間働けますか」みたいなブラック社畜企業戦士になりたいとも思っていないし、どちらかというとリベラルっていうか、男の育児参加とかイクメンとかわざわざ取り上げるでもなく当然夫婦協力してやっていくべきだよねって思っていますけど。

けど、今の仕事の状況と出産のタイミングなどもろもろ具体的な現実として立ち上がった「自分の人生」をベースに考えてみると、これがなかなかどうして難しい。ですよ、ほんとに。

うちの場合、子どもは年末に生まれ予定なのだけど、年末年始はツマの実家にお世話になるので、その後2月ぐらいから夫婦でもともと住んでいる家にツマも赤子も戻ってきて3人で暮らす…みたいなスケジュール感でいる。

育休を取るとしたら、こっちに戻ってきた2-3月の間が一番いいよねぇ、という見通しなのだが、ちょっと今自分が担当している事業部の仕事の状況や自分の役割、年度末の繁忙見通しからすると、とてもじゃないけど自分が2-3月に抜けるのは厳しいなぁというのが正直なところ。

企業に務めていて、20代後半〜30代ぐらいの上にも下にも人がいる、みたいなミドルマネージャーのポジションって、なかなかこう、短期的には業務調整や引き継ぎが難しいところもある。

安定期に入る妊娠5ヶ月頃に公表して、そこから出産まで約半年。とにかく前から固い意思を持っていて、公表直後から半年後目指して会社にも宣言して全力で運用引き継ぎにコミットすればできなくもないだろうけど、僕みたいに、「決めかねている」ステータスの人にとって、いきなり決断して短期決戦で育休移行、というのは相当な綱渡りである。

できる・できないで言えば、「できる」なのは原理原則論としてはわかる。決めの問題というか、権利としては会社も妨げるはずがないので、残された人がざわめこうが負担かぶろうが知ったことがない、と強い意思で育休取れば、そりゃあ取れるにきまっている。

でも…優先順位や可能・不可能で割り切れないことって、ある。

「究極、そりゃ取ろうと強く決意すれば取れなくもないよな。周囲にしわ寄せはいくけど…」

「仕事も今すごく忙しいけどやりがいあるんだよな。でも育児をないがしろにしたいってわけでは決してないんだよ…」

「子どもがどんどん成長していく幼児期の時間は二度と戻ってこない、というのはわかる。でも、誰だって、自分だって同僚だって部下だって、二度と戻ってこない毎日を生きている…」

「いやいや、子どもにとって父親に代わりはいないんだ、仕事の時間やお金とかより優先したほうが良いよ、という意見もわかる。自分の決断次第だよな。いやでもその決断で職場にはどんな影響があってそれをどうマネージするのか…」

的な堂々巡りというか、ダブルバインドというか、とにかく毎日そんなことを考えている。

別に超政治意識高いわけでもなく、まぁでも時代の流れとしても世代感覚としても当然だよね…というぐらいにはリベラル的価値観を前提としてしまっているフツーの中道左派、的な働き盛りの男性って、多分僕以外にもそれなりの数がいて、べき論としても、自分の気持ちとしても、育児になるべく多くの時間を割くべき、割きたいと思っている。思っているからこそ苦しむ。

そういうジレンマは、あるんじゃないかな、と思う。

そうはいっても時計の針は進むし、一寸先は年末だ。

僕が意思決定をしようとしまいと、育休を取ろうと取るまいと、ツマはお腹を痛め、赤子は世に生まれいづるのだ。

今のところ、我が家のオプションとしては、①取るなら2-3月、②取らないなら取らないでいいけど早く帰ってくる、という感じで、現状8割方②で頑張るかな、という感じ。

最近は②に加えての追加オプションとして、「育休は生まれた直後じゃなくて、妻の職場復帰前後の2ヶ月で取るのも良いタイミングだよ」という助言ももらっている(なるほどなぁ)。

いずれにしたって、限られた時間、僕がどう逡巡するかというより、具体的にどのような動きを取ってツマと赤子を支えられるかということだけが重要なので、まぁそろそろ決めんとなぁ、と思っている。

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#12「ツマと、夕食: 一寸先は産休」2017/10/19

October 19, 2017 Yuhei Suzuki
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オット「てか今日寒くない?」

ツマ「だから寒いって言ったじゃん朝w昨日より寒いよって言ったのに昨日より薄着で出るから」

オット「なんか大丈夫な気がしたんだよ朝は…しかしもうだめだ、いよいよもって夏は終わったのだ」

ツマ「とっくに終わってるよ。女子がダッフルコート着る夏なんかないよ」

オット「そして近づくツマの産休里帰り。俺ちゃんと生活できるかな」

ツマ「ちょっともう私はリモートであなたの面倒見る余裕ないんでがんばってくださいw」

オット「いやでも最近は改善の兆しが出てるし大丈夫な気がするのよ。あんまり床で寝なくなったし、電気も消すようになったし」

ツマ「いやそれ私途中で声かけてるからな」

オット「え」

ツマ「え、じゃない」

オット「Pありで○ってとこか…」

※療育等の業界用語で、ターゲット行動に関して、他者の声かけなどの補助(プロンプト: P)ありで実施できたかどうかを示す時に言います

ツマ「いや○でもねーよ、起こしても聞かないことあるから」

オット「Pありで△…」

ツマ「それ出来てないってことね」

オット「はい」

ツマ「まぁ睡眠も大事だけど、心配なのは洗濯ね」

オット「2人暮らしのときより洗濯機のドラムが埋まるスピード遅いから絶対に油断する」

ツマ「気がついたらパンツが無いみたいなことなるよ」

オット「Gカレに定期で予定入れよう」

ツマ「パンツの総量マイナス3ぐらいの日にちでリマインダーかかるようにしとこうな」

オット「賢明」

ツマ「今パンツ何枚あるの」

オット「わからん」

#12 「ツマと、夕食: 一寸先は産休」2017/10/19

本日の夕げ

・はんぺんと鶏肉のナゲット

・ゴーヤの唐揚げ

・さつまいもと大根の煮物

・雑穀ごはん

・豚汁

上がオット作

下がツマ作

ちょっと俺うまくなったんちゃう?

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いくら「経過は順調ですね」と言われたからとて、私たち、何に安心できるというのか

October 14, 2017 Yuhei Suzuki

「別に何もなくたって妊婦は自然に涙が出たりするんだから」

寝床でほろりと涙を流したツマに、「どうしたの」と聞いたらそう答えた。

「見通しが立たないもの」

ポツリとつぶやくツマを見てハッとした。

そりゃあそうだ。買い物だの健診だの仕事や生活の話し合いだの貯金のことだの、なんやかんやと「準備」を進めたからとて、我が子がこのまま無事に産まれてくる100%の保証なんて、ない。

「経過は順調ですね」なんて言われながら、ツマのお腹は順調に大きくなっていく。安定期に入ってから特段体調を崩す様子もなく、来月産休に入るとは思えない感じで今まで通りにバリバリ働いている(もちろん業務整理は進めているようだが)。

だからといって、それはイコール、このまま順調に、子どもが産まれてくることに確証を与えない。

ツマの身体に異変が起こって、母子の健康に危機が迫る事態がいつ起こるとも知れない。12月22日が予定日と言われて、まぁ前後しても1週間ぐらいかななんて安心していたら、11月のうちに超未熟児で早産…なんてことが起こらないとも限らない。

「見通しが立たないもの」

そりゃあそうだ。産前産後の暮らしやお金のことについて、いくら万全の予測と準備をしたところで、それは生命が産まれるということの、周辺も周辺、外堀に過ぎないのであって、「準備」の足し算が100%を作ることなんて決してない。

僕はというと、両親学級に参加したり、赤ちゃんの名前事典を買ってみたり、西松屋でベビー商品のラインナップに圧倒されたり、ツマに陣痛が来たときにどう動くかを打ち合わせてみたりしながら、なんとなくツマと子どものことを考えている気になりつつも、とはいえ大して実際的に役に立てることもなく、そんな浮き足立った日々をこうしてnoteで開陳しながら、なんとなく人生が進捗していき、「年末には産まれるのかぁ、パパになるのかぁ」などとお気楽ぼんやりにつぶやいているばかりだった。

やるべき「準備」をto doにして洗い出して、それを「期日」=出産予定日までにこなしておけば、あとは分娩台でいきむツマを応援していれば自動的に子どもが産まれるだなんて思ってはいなかったか。お気楽の極みである。

気丈でしっかりもののツマは、僕がいくらオロオロしようといつも通りの落ち着きぶりで、むしろ産休中に実家に帰ってからの僕の生活を心配するぐらいの余裕を見せていた。 (加えて言うと、最近仕事の方でなかなか苦しい状況が続いていて、どちらかというと僕の方が悩み鬱々とする体たらくで、むしろここ1ヶ月ぐらいは、ツマの方が僕をずいぶんと気にかけてサポートしてくれていたように思う)

起きているとき、ツマはいつだって明るい。それは彼女の胸のうちに不安が無いということを決して意味しない。

当たり前のことである。

そして僕は、そんな「当たり前」のことについて、偶然彼女の涙を目にするまで気がつきはしなかったのだ。

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#11「ツマと、でかくなった腹と、弱ったオット」2017/10/09

October 9, 2017 Yuhei Suzuki
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夫婦揃って忙殺されnoteの更新どころか二人で家メシする頻度もめっきり減っていた夏。気づけは9月も終わって10月、前回の更新が8/20というのに驚き。

ツマのお腹もますます大きくなる今日この頃。三連休の最終日、久しぶりに家でお絵かきしましょうかという食卓、なのだがオットはなんか今日憂鬱みが高まっている。

オット「ゆりさんさ、あれだよ、あれ、マタニティブルーとかなんないの」

ツマ「ならないっつーか、なってるヒマがないって感じ」

オット「そ、そうなのか…ツレが鬱になっとる場合じゃない…」

ツマ「いや、それはしょうがない、それとこれとは別。あ、そうそう、マタニティブルーに対応してパタニティブルーってのがあるんだって。造語じゃなくてpaternityっていう英語がある」

オット「それはあるでしょ。paternalism(父権主義)とか使うじゃん、政策的介入とかするとき」

ツマ「ちょっと日常生活で使わない言葉わかんない…」

オット「でも俺のはパタニティブルーとかじゃないところでヘロヘロに弱ってるからプレパパとして甲斐性なさすぎるしあれだわ」

ツマ「いやわかんないよ、隠れてプレッシャーとか感じてるのかもよ」

オット「そうかなぁ」 

ツマ「あ、そうそう、さっきフィンランドベビーボックス注文したよ。まるっとセットになってるやつ。ベビー服もこないだ買ったし、タオルはいっぱいあるし、あとは生まれてからでも間に合うやつがほとんどだから、買い物系はだいたい完了」https://www.finnishbabybox.com/ja/

オット「えー、マジで。あとなんか俺やれることあるっけ…」

ツマ「いや別にやることないのはいいじゃん笑 まぁ、あとは健康的で文化的な暮らしをしてくれたまえ。赤子を元気に迎えるために」

オット「早くこの抑うつ傾向を治そう(会話反芻してテキスト打っててテンションの低さに引いた)」

ツマ「いやそれは焦ったからってすぐ治るもんじゃないからwちゃんと休みをとろうぜ」

#11 「ツマと、でかくなった腹と、弱ったオット」2017/10/09

本日の夕げ

・ゴーヤチャンプルー(この絵日記でたぶん二度目の登板)

・むかごごはん

・お味噌汁(キャベツその他)

上がオット作

下がツマ作

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「パパにもなるし、そろそろ働き方変えないとね」って、言われるまでもなく考えはするけど

September 27, 2017 Yuhei Suzuki

「もうすぐ30にもなるし、年末に子どもが生まれるんだったらなおさら。そろそろ働き方考え直していく時期かもね。今までは体力で乗り切ってこれたと思うけど」

というようなことを会社のカウンセリングで言われたのが先週のこと。

確かにそうだよなぁ。自分でもその必要性は一番わかっている。最近ちょっと疲労が溜まりに溜まってなっかなか回復しねぇなぁという日が続いていたので、言われるまでもなく、「そろそろだよ」のサインなのだろうと思う。

毎日朝早くから夜遅くまで働いて、家は寝るためだけに帰って、みたいな生活がずっと続けられるとは思っていない。

というか、自分はマネジメントの立場なので、全体のアウトプットを最大化することが役割なわけで、むしろ自分があくせく駆け回って持たせている状況は不健全っつーかマネージャーとしては未熟なのだって話でもあるよね…
(とかいいつつも、まだまだ立ち上げフェーズのプロジェクトが多くあり、すぐに手離れする類のものばかりではないのが辛いところだが、まぁそれも含めて乗り越えるべきというか…)

ただやっぱり、お腹の中に子どもがいない男性の方が、「働こうと思えばなんぼでも働ける」状態であるというのは間違いなく、「なんとかしなきゃなぁ」とぼんやり思うのでなく、相当の意思を持って行動や時間の使い方レベルで変えていかないと、なかなか脱皮はしにくいよなぁと思う。

自分のお腹を痛めてわが子を世に出す母親には、「産休」という不可避の仕事離脱タイミングがある。そして、長さには個人差はあるものの、生まれたあともしばらくは「育休」期間であり、これまでの仕事を離れてわが子と向き合うのだ。

最近では、僕の回りの友人にも育休を取るパパがちらほら。けれども、現時点ではまだまだ少数派と言わざるを得ないし、会社勤めのパパの多くは、仕事を継続しながら育児にどう向き合うか、子どもと向き合うなかで働き方をどうしていくか、という問いのなかで、それぞれになんとかやっていっているのだと思う。

我が家も夫婦共働きである。部署は違うが同じ会社だ。ツマもよく働く人だが、前々から自分にとって育児のプライオリティが一番高いと言っており、育休はフルで取るつもりであること、ツマの実家が都内にあって比較的支援を得やすいこと、等々もあり、ツマは「もちろん育児は関わってほしいけど、仕事続けたいならそれも大事にしてがんばってほしいし、育児はまぁ私がいるから無理ない範囲で」ぐらいのスタンスである。

で、僕の方はどうか。担当事業やチームのフェーズ、年末生まれるけどその後の年度末に予想される繁忙など鑑み、「育休…取れるなら取って子どもと向き合ったほうがいいけど、ちょっとさすがに難しそうだなぁ。でも仕事に裁量はあって、リモートでも対応できることも多いから、働き方工夫して、うまく家庭とのバランスを取っていきたいなぁ」と、そんなことを頭のなかでボヤボヤ考えている、なう。うーん。

少し前に「牛乳石鹸」のCM方面でボヤ騒ぎがあり、まぁあれは企画演出の稚拙さが大半の要因な気がするが、とはいえ、「今時亭主関白でもないし、育児に理解あるつもりだけど、その分仕事との折り合いのつけかたに戸惑う」みたいな、働くパパの現代的戸惑い、というのは正直あると思う。

いずれにしたって、「子どもが生まれたら仕事をセーブしよう」なんて言って急に変えられるはずないんだから、今からじわりじわりと変えていかなきゃならんのだよな。「これは自分でやらないと」と思っていた仕事も、誰かに手渡してみれば意外と回ったり、なんなら自分に出せなかった価値を生み出してくれたりするもんだから。

「やらないこと」を決めたり、「やらないために何をどう整えて、誰にどう立ってもらうか」を考えたりが自分の仕事だよな。ま、いい機会だ。

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両親学級に出席するだけで「えらい」とか言われる夫側への期待値の低さって

September 17, 2017 Yuhei Suzuki
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8月、自治体が主催する両親学級に参加してきた。

産前産後の生活や健康に対するレクチャーを受けたり沐浴体験をしたりして出産への準備を進めたり、それから同じ区の近隣地域のプレママ・プレパパで交流をしてコミュニティ形成をする目的で開催される。たぶん、どこの自治体でも開催していると思う。

僕が参加した区の両親学級は全3回。その名の通りプレパパ・プレママどちらも参加できる立て付けである。二人揃って参加しても良いし、どちらか片方でも良い。

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うちの場合は、僕の方が出勤時間や勤務時間に融通がきく立場・職種で、ツマの方が都合がつかなかったので、1回目と2回目は僕だけが参加、3回目で夫婦揃って参加、という形をとった。

ただ、実際には参加世帯のほとんどが女性(妻・プレママ)のみの参加で、男性(夫・プレパパ)は沐浴体験・妊婦体験や男女に分かれてのグループワークがある最終回の3回目のみの参加、というところが多かった。

1回目と2回目に夫婦揃って参加しているのは2,3組だけである。夫側だけの参加はうちだけであった。


「あの、奥様は…?」

そんな状況だから、受付で開口一番、自治体の担当の方に質問される。

「あぁ、ちょっと仕事があって」

事実を答えただけなのに、なんだかちょっと緊張・恐縮してしまう。母子手帳を渡して資料を受け取り、地域ごとに分かれたテーブルで参加者の方々と挨拶をする。

「どうも、おはようございます」

「おひとりですか?」

「ええ、ちょっとツマは仕事が外せなくて、僕の方が融通きくので」

「なんてえらい…うちの旦那にも聞かせてやりたいわ」

別になんのエクスキューズでもないのに、ちょっと恐縮する。

なんだろう、これ。

立て付けとしては別に夫だけが参加しても良いわけだし、初回と2回目のレクチャーは生活上の諸注意が中心だから、あとでツマに共有すれば問題ないし、なんならテキストを読めばだいたいわかる内容だ。単に、夫側が参加するという、うちのパターンが少数派であるというだけで、 ちょっと不思議なムズムズ感がある。


まぁこれが、世間一般の夫に対する出産・育児への期待値の顕れなのだろうと思う。そしてそれは、"両親学級"と言いつつ夫側がほとんど参加してこなかったという実績の積み重ねから生まれた期待値の低さなのだろう。

そのことに対して良い悪いと意見を言うつもりもないし、参加しているからといって自分が別に誇る話でも威張る話でもない。

実際、妻・プレママと比べると夫・プレパパの方が出産に対する当事者意識の芽生えはどうしても遅くなる。ただでさえ夫側の両親学級への参加率が低いのに、妻の側は母親学級とか2週間に1回の検診とか、あれやこれやと出産準備周りの稼働量は単純に多いのだから。

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両親学級の最終回でも、赤子人形の服を脱がせて沐浴シミュレーションをしたりしましたが、やっぱりこう、オットの手つきはおぼつかないわけです。オロオロしちゃう。

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妊婦体験もしましたよ。

「うわ、重っ…寝転ぶと余計に重い!これ今からもっと重くなるの?妊婦すげぇ!」とか言いながらつけてました。実際思うもん、妊婦すげえわって。こういうのは所詮疑似体験、と思いつつも、でもやっぱりやるとやらないとで意識は違うし、こういうことでもやらないとなかなか妻の身体への負担に対する想像力って伸びないし、とにかく夫の側というのは"体験"の絶対量で圧倒的なディスアドバンテージがある。

でもなぁ…事実とはいえ、あんまり夫をお客さん扱いするのが当然の前提、みたいになるのも、それはそれで夫の出産・育児参加への障壁になっているんじゃないかと思う。

建前としては、やっぱり"両親学級"なんだし、実態や実感として「珍しい」と思っても、受付の人とか、プレママの方々も、あんまり大げさに驚いたり褒めたりしないで良いと思うんだ。むしろ、「あ、そうなんですねー」ぐらいにさらっとフツーに受け入れてくれた方が気は楽である。

よく、育児に関する言説で「旦那は新人バイトだと思ってマネージしろ」なんて言われますし、実際そうなのかもしれませんけど、そういう「お前には期待してない」メッセージの積み重ねって、微妙にパパ側の育児参加意欲をスポイルするんじゃないかと思うんです。

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中目黒の街頭募金とくたびれた労働者のわたし

September 13, 2017 Yuhei Suzuki
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水曜日の夜、中目黒

ミーティングを終え、もう一仕事かと思ったところで空腹を自覚する。駅前のスープストックでも行くかとエレベーターに乗る。

肩が凝っている。骨盤もなんか歪んでいる気がする。まぁいいや。

駅前の横断歩道に着くと向こう岸から大きな叫び声が聞こえる。

これを聞くのは初めてではない。顔を上げると、案の定、以前も見かけたことのある募金の呼びかけだった。

揃いのピンクTシャツを着た5,6人。それぞれが首紐で募金箱をぶら下げている。

新聞記事を拡大印刷したパネルを掲げて誰よりも大きい声を響き渡らせている人

横断歩道を渡ってきた人に一人ひとり声をかけてビラを渡したり募金のお願いをしたりする人

銘々にがんばってる

がんばってるんだけど

この水曜日の夜の中目黒、しかも蔦屋書店の前という場には彼らはあまりにもアンマッチで、立ち止まる人よりも通り過ぎる人が圧倒的多数という劣勢のなか、くたびれた僕はその一群に溶け込むかのように身をかがめ、蔦谷とスタバの間の高架下で撮影に興じるカップルの横も通り過ぎてスープストックトーキョーに逃げ込むのであった

いったいぜんたい、何かを動かそうとするあらゆる発信行為は、他人のアテンションの奪い合いである。

街頭の募金活動、週刊誌の吊り広告、著名人の感動のスピーチ、健康とお金に関するハウツーと自己啓発、イヌネコ画像…

オンラインもオフラインも、喧しい(そして僕もその加担者の一人だ)。

人々の限られた時間とお財布の一部を頂戴するために、私たちは各々のミッションのもと、日夜プロダクトとマーケティングに磨きをかけるのである。
(“知識と教養と名刺を武器にあなたが支える明日の日本”と歌ったのはミスチルだ)

スープストックトーキョーでカレーをもそもそと食べながら、街頭でがんばる彼らのことを思い出した(といっても徒歩50歩圏内だ)。

街頭の募金活動はしばしばインターネットのインテリトークで揶揄と冷笑の対象となる。

曰く、募金する時間があったらその全員で同じ時間バイトをした方が効率が良いとか、
もうちょっと人を巻き込む戦略とか考えてから動こうよとか、その非効率さ加減を指摘する。

ロジカルな指摘としては正しかろう。語る人らはさぞ賢かろう。

だけれども、賢い人たちが語る”効率的”なソリューションをなぜ彼らが取れないのかを考えてみると、いったい誰がそれを笑うことができるのだろう、と思う。

生まれながらの重度の心疾患。生きるためには心臓移植しかない。それをできるのは米国の限られた病院だけ。渡航と移植手術には3億1千万円ものお金が必要だという事実。

それが高度に発展した現代社会の、少なくとも今日における医療と経済の敗北だろう。
(そして同じような状況にある難病当事者は、この活動で支援を受ける彼女の他にもたくさんいるだろう)

両親と有志の支援者が立ち上がったときに、街頭とネットでとにかく募金を募る、「声をあげる」という行動を取らざるを得ない状況。

それがデジタルとソーシャルで高度に発展し民主化した”はず”の、メディアとマーケティングの敗北だろう。

いやいや、それは敗北ではない、これから変えていくのだ
「そんな社会を変えるためにソーシャルビジネスを…」
「だからこそ、専門性のあるマーケティング人材が、こういう人たちをプロボノとして支援して…」
なんて言いたくもなるかもしれない。

ソーシャルセクターの一隅にいる僕はその矛盾と限界を知っている。
プレイヤーも少ないし、市場も広がっていないし、とにかくまだまだリソースが足りないのだ。
どのような長期のビジョンを掲げていようと、基本的には”今できること”,”よりインパクトがあること”からしか取り組めない。
あらゆるソーシャルビジネスやプロボノ活動は、チェリーピッキングと言われても言い返せない

「社会を変える」運動のスキマにはたくさんの、”非効率”な叫びが、どうあれ存在している。

ピンクのTシャツと大きな新聞パネルを、見ないようにして通り過ぎる私たちの、誰が何を言えよう。

そんな毒にも薬にもならない、誰一人として救わない文字列が頭の中に流しながら、もそもそとカレーライスの最後の一口をかきこみ、僕はスープストックトーキョーを後にした。

さっき通り過ぎてから20分も経っていない横断歩道に戻ってきた。

彼らは変わらず、大きな声を張り上げて募金を呼びかけている。

財布の中の千円札を箱に入れた。
小柄なおばちゃんのかけてる箱。

「今どれぐらい集まってるんですか?」
「前に同じ心臓の病気で、でも亡くなってしまったお子さんがいて…そのご家族が使ってくくださいって今まで集められたお金を寄付してくださって、それを足していまようやく1億円ぐらいです」
「そうですか……がんばってください」
「お話聞いてくださってありがとうございます!」

お礼を言われてしまったがそれをうまく受け取るポケットが今の僕にはない。

とぼとぼと横断歩道を渡ってオフィスに戻った。

仕事を再開する気力が出ず、荷物をしまってまた駅に戻った。

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帰り道に、さっき受け取ったチラシを開く。

あと2億か。
声を張り上げるパワーのない僕は家に帰って役に立たないテキストを打っている。

—–
「あやめちゃんを救う会」
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亭主関白でもキラキライクメンでもないフツーの男たちはどうやってパパになっていくのでしょう

September 10, 2017 Yuhei Suzuki
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おもむろにツマのお腹をさわってみる。さわさわ。大きい。

「妊婦だ、これ。妊婦然としている」「いや、妊婦だよ」みたいなやりとりを何度したかわからないが、そうこう言ってる間に妊娠7ヶ月、ツマのお腹はどんどん大きくなっている。

年末、父親になる。らしい。

妊娠をし、安定期を迎え、周囲にも公表し、両親学級に参加し…と着々と「その日」に向かって時計の針は進んでいる。知らない間に人生が進捗している。

「名前はもう決めたの?」「男の子?女の子?」「育休はとるの?」「ベビーベッド、あげようか?」などなど、周囲の人たちも色々な声をかけてくれる。

とはいっても、今日とか明日とか今週とか、短いスパンで見たときの生活がそんなに劇的に変わるわけでもなく、相も変わらず朝から晩まであくせく働き、夜寝る前の短い会話で、「名前どうしようかなぁ」「そうだねぇ」とか、「あ、今お腹動いてるよほらほら!」「んー、おー、ほんとだぁ」とか、ツマの言葉に生返事をしながら、特段その場で何かアクションを起こすわけでもなく、疲れて寝落ちする、みたいなそんな毎日である。

「実感、湧く?」と聞かれると「『実感が湧いている』という状態がどんな状態なのかわからない」とかめんどくさいことを答えている。つまり湧いてないってことだ。

徐々に徐々に、自分の内側で生命が大きく育っていく様子を感じる母親と違って、父親は「ある日突然」父親になるのである。「実感湧く?」とか聞かれたってわかんないっすよ、正直。

時は2017年、現在29歳。さすがに世代や時代だ、出産・子育てに対して無関心・非協力的ではないつもりだし、昭和な亭主関白チチになりたいとも思わない(し、たぶんなろうとしてもなれない)。

サボるつもりはないけれど、とはいえ器用な人間じゃないし、仕事も働き盛りだし、絵に描いたようなキラキラパーフェクトな「イクメン」になれる気もしない。

そんな風にして、ポジでもネガでもないけれど、いやどっちかというとポジなんだけど、自分のエネルギーを急に出産・育児に振っていけるほどの余白もなく、どちらかというと受け身で、この「プレパパ」ステータスを持て余しながら日々を過ごしている。

とはいえ時間は過ぎていく。 まだ4ヶ月ある、とか言ってると一寸先は年末である。

僕の実感が湧くかどうかなんてものは、ツマの身体と、生まれてくる赤子にとってはどうだっていい。二人の生存と健康を守ることが重要なわけで、そのために必要な行動をしていくことが自分の役割だ。

たとえばお金。どれぐらい貯金してどう積み立てていく必要があるのか。現実的にその余力をどう作っていくのか、月々の収支構造をどう変えていくのか。

たとえば保育・医療。ただでさえ、赤子の身体はデリケートだが、我が子が先天性の病気や障害と共に生きることになった場合、今の医療には何ができて、親としてどのような情報を収集し、どこと相談・連携する必要があるのか。

それからツマ。しっかりもので私などよりよっぽど生活力もあり、着々と母になる準備を進めているが、マタニティブルーとか産後うつというのは誰がなってもおかしくないものだ。今も元気に働いてはいるが、これから妊娠後期に入って体調がどう変化するかもわからない。「彼女はしっかりしてるから」と安心しているのが一番危険だ。「もしも」の時に自分は何をどう判断するか、そのための価値基準は。ツマとちゃんと話しておく必要がある。

それから自分。子どもが生まれた、父親になったという変化を自分のアイデンティティのなかにどう織り込むのか、その上で働き方暮らし方をどう転換させていくのか、否が応でも考えなければならない。我が家は共働きだが、ツマが以前から「自分にとっては育児が一番大事だから、フルで育休をとる」と明言しており、ひとまずは僕が外で働いて稼いでいくことが家計のメイン収入をつくる。そうはいっても今まで通り朝早くから夜遅くまで働き続けるなんてことはできなくなってくるだろう。「自分ががんばる」のではない形で、チーム全体が回るマネジメントを体得しなければならない。

…真面目なことをつらつらと書いたが、僕は生粋の怠け者で現実逃避癖があるものだから、このまま過ごしていると周囲から強制されない限り、特段なーんにも動かないまま、うっかり「その日」を迎えかねない。

というわけで、自分のケツを叩く意味も込めて、プレパパ学習・奮闘記を記録に残してみることにした。

上記に書いたような産前産後の重要トピックに対して我が家が何をどう考えて、どう行動したかを記録したり、関連する制度やサービスを調べた結果を共有したり、先輩パパママや、出産育児に関わる人や、その他さまざまなパートナーシップ・家族の形をデザインしている人たちにお話を聞いたり、していく予定。

同じように第一子の出産を控え、どうしたもんかなぁと思っているプレパパや、ミレニアル世代の子育て事情に興味がある先輩方なんかが、戯れに読んでいただければこれ幸い。

ボーっとしていたってたぶん「実感」なんてものは都合よくやってこない。こういうことを書いている時点ですでに、頭から入っているのは明らかなのだが、とにかく頭と身体を動かしていれば、いつの間にかパパになっている、そうしたもんだろうと思う、ことにしている。

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#9「ツマと、ユージン: 爆弾娘、襲来」2017/08/06

August 6, 2017 Yuhei Suzuki
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夫婦の食卓での会話をゆるゆるお送りする本マガジン「ツマと、」ですが、今日はゲストが来てます。

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職場の編集部インターン、キム・ユージン。

ユージン「ちょっともうやだー、ケーキ買って来たんだけど電車に忘れちゃってーガン萎えー」

オット「お、おう。買ってくれたのな、ありがとう」

駅まで迎えに行って開口一番これです。

ハタチ。溢れ出る若さ。爆弾娘。

もうなんか話すたびにパワーワード出てくるんだけどパンチが強すぎて会話全体の脈絡作れなくて困るけどとりあえず本日の食卓の様子をお届けします。

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オット「というわけで、我が編集部インターンのユージンです」

ユージン「お邪魔しまーす」

ツマ「うん、本社で目立ってるから認識してる」

オット「こいつ来てからなんか職場の空気変わったわけですよ。やたらとネアカなんですよ」

ユージン「なんかー編集部インターンのティーンたちはいろいろこじらせてるんでー。『キムさんは週イチ会うぐらいで十分』とか言われてますよ」

ツマ「まぁ私の部署で見てた某男子とかね」

オット「まぁたしかにね、ちょっとその辺個別のエピソードは書面では自粛しつつ」

ユージン「でもまぁなんていうか、闇があるからこそ優しさを持てるっていうか?いいんじゃないですかね」

ツマ「いいこと言うねー」

オット「ハタチにしてその達観はなんだ」

ユージン「中野のロータリーで人間模様を見てきたんで。不倫カップルが名残惜しそうに別れる場面とか」

オット「なんだそれ」

ユージン「中野駅は不倫カップルのクロスポイントですから。家族持ちの男性は立川方面のマイホームに帰って、不倫相手の独身OLは東西線に乗って落合とかに帰るんですよ。それか新宿経由で経堂とか」

ツマ「帰る駅の例示が妙にリアル」

ユージン「ゆーへーたんもう遊んじゃダメですよ」

オット「大丈夫、ツマのメシが美味いから。胃袋抑えられてる」

ツマ「ゆーへー何食べても美味いっていうけどね」

ユージン「やだー、ちゃんと味わって食べなきゃダメだよー」

ツマ「味どころか栄養にも無頓着だからね」

オット「納豆と牛乳摂取しておけばだいたいリセットされると思ってる。ラーメン食ったら納豆食え的な。イソフラボンへの信頼」

ツマ「それリセットできてないできない」

ユージン「そうだぞ、万能食材なんてないんだよ。今日の料理は豚肉と緑黄色野菜とネバネバで夏バテ防止メニューだね。ゆりさんに感謝しなよー」

オット「ユージン案外しっかりしてるよなそういうとこ」

というわけで今日のお絵かきにはユージンも参戦。

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ユージン「はー、やっと描けた!」

ツマ「お、上手じゃん」

ユージン「うーん、いやでももうちょっと描き直そうかな」

ツマ「お、こだわるねぇ」

ユージン「ゆーへーたんに編集部で教わったんで。『ギリギリまでクオリティにこだわれ』って」

ツマ「あれあれ?言った本人の今日の絵は…」

オット「ちょっともう今日は無理」

#9 「ツマと、ユージン: 爆弾娘、襲来」2017/08/06

本日の夕げ

・野菜の豚肉巻き

・ポテトサラダ

・ピクルス

左上がオット作(投げやり)、右上がユージン作、下がツマ作。

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#8「ツマと、5ヶ月目の赤子: オットは果たして無事パパになれるのか問題」2017/07/23

July 23, 2017 Yuhei Suzuki

オット「もうダメだ、料理つくるだけで満身創痍だ。シングルタスク人類」

ツマ「こんなんでへこたれてたら赤子が生まれたあとやってけないよー」

オット「ほんとに、慌てふためく未来しか見えない。あー、そうそう、来月の両親学級の時間いつだっけ」

ツマ「これこれ(スマホを見せる)」

オット「火曜の午前に区役所ね。えーと、内容はと。

" 1日目

妊娠中からの健康づくり

赤ちゃんと健康リビング"

なるほどね。あれだろ、お母さんの健康に気をつけましょうってやつでしょ。ほんで『赤ちゃんと健康リビング』は赤ちゃんが怪我しないように机とか椅子とかにクッションつけましょうってやつだろ」

ツマ「いや、違う違う。リビングってそっちのリビングじゃない」

オット「え、違うの?」

ツマ「赤ちゃんの健康考えてこういう日常生活を送りましょうねって注意点を教えてもらうやつだよ」

オット「あー、動名詞の方ね…汗」

ツマ「リビング違いな」

オット「お恥ずかしい…

うわ、3日目あれじゃん、マネキンで沐浴とかやるやつじゃん

"赤ちゃんを健やかに育てるために(2人で子育て)体験コーナー"

体験コーナーですでに慌てふためく自信がある」

ツマ「溺れさせたり首脱臼させたりしないでくださいよ」

オット「はぁー、心配だ。昨日もさ、長野で友達に会ったときに話したんだけど、『実感湧く?』って聞かれて」

ツマ「実感湧きますか?」

オット「実感湧くというのがどういう状態かわからんって答えたよね」

ツマ「それはつまり湧いてないってことだねw」

オット「頭では考えるよ色々。でもやっぱりさー、お父さんは生まれたときに突然お父さんになるわけですよ。お母さんは身体の中で徐々に大きくなっていくのを感じ取っていくけれども」

ツマ「そうだねぇ」

オット「でもね、実感とか自信とかそういう感情をこねくり回してもしょうがない行動アプローチで頑張ろうと思います。頭から入ってはいるけどとにかくプレパパ・ママ関連の行動量増やしていこう的な。両親学級受けたあとブログ書いたりとかする。めっちゃリフレクションする」

ツマ「教師教育学のコルトハーヘンさんによると、リフレクションには4段階ありまして、両親学級行くのは第1段階の"経験"、ブログを書くのは第2段階の"言語化"に当たります。まだあと3段階目と4段階目があるんだな」

オット「その先は」

ツマ「第3段階は"本質に気づく"、第4段階は"行動の選択肢をつくる"」

オット「なにそれレベル高い。獲得できる気がしない」

ツマ「まぁがんばりたまえ」

オット「赤子が生まれてからもなにかと空回る予感しかしない」

ツマ「大丈夫だよ、空回りしてるうちに歯車は噛み合っていくんだよ。あ、いま私いいこと言った」

オット「なんか名言出た。これ今日のnoteでいただこう」

ツマ「名言とか言っときながら、あなた書いてるうちに絶対忘れて聞き直すじゃん」

オット「それはまぁ許せ」

#8 「ツマと、5ヶ月目の赤子: オットは果たして無事パパになれるのか問題」2017/07/23

本日の夕げ

・信州そば(オットのみやげ)

・ササミと蒸し野菜

上がオット作、下がツマ作。

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