よそよそしさについて

突然だが、僕は初対面同士の人間の間に醸し出される、あのよそよそしい感じが苦手だ。相手がよそよそしい空気を出してくるとそわそわして落ちつなかいし、たがいに後出しジャンケンしたがるような探り合いの時間も好きじゃない。よそよそしい雰囲気を感じると、笑顔と適当な話題で自分から積極的にブレイクしに行くよう心がけている。というか、自然にそうしてしまう。

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装わずにはいられない

衣服というのは装置だなと思う。だぼっとした服を着れば自然とリラックスした、もしくはだらしない気分になるし、かちっとしたジャケットやコートを羽織れば気持ちも引き締まる。そういう話は多くの人が経験あるだろう。世界があって、それをどう「視る/視ている」かを伝える時、人は写真を撮ったりする。

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装いは欲望する

人は誰のために装うのだろうか。この問いを道行く人に問いかけたなら、「自分のため」「他者のため」と答えが分かれるかもしれない。しかし果たしてそれは、二つの別の目的として完全に分けられるものなのだろうか。

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おばさんになったら

年を重ね、装うことに対して無頓着になった。前は違ったのに。かつては、ほかの人の目線を意識し、自分をより素敵に見せることを私なりに楽しんでいた。でも今は違う。気づいたら地味な服ばかり着ている。子育てがはじまってからは特にだ。

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