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生後1ヶ月が経って。余白のつくり方について

January 22, 2018 Yuhei Suzuki
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早いもので昨日でムスメが生まれて1ヶ月が経つ。

ツマから写真が送られてきたのだけど、たしかに1ヶ月経つだけでずいぶん成長したなぁ、なんとなーくだんだんと、少しずつ、なんかこう「人間らしく」なっていくなぁという感あり。

そんな1ヶ月記念日当日だが、私は会社の方でイベント稼働があったので出勤しており、撮影現場には居合わせていない。

年末年始はゆっくりツマの実家で過ごせたのだけど、仕事始め以降は、なっかなかに忙しくて(来期の予算編成やら今期の追い込みやら新規事業のリリース前の追い込みやらなにかと重なった)、週に一回顔を出すのがせいぜいのペースとなっている。

体力や時間、その他有限のリソースの中で、一緒にどう育児を乗り切るかということを日々考える。 何もかもが劇的に変えられるわけではないのだけれど、個人として、オットとして、ツマとして、働く人として、アイデンティティを占めるそれぞれのペルソナに対して、子どもが生まれたという変数によって微妙な変化が起こり、またそれが相互にじんわり影響し合っているという感じだ。

たとえば仕事。上記の通り1月はなかなかきっついのだけれど、2月からはツマとムスメを実家からこちらに迎え入れるので、お風呂や食事や寝かしつけやツマの休養や考えると、仕事で自分のキャパを埋め尽くしては到底足りない。朝から晩まで働かなくて済むように、チームの編成や分担、そもそもの目標設定などなどを、自分だけでなくみんながサステイナブルな形にどうしていくかということを、以前よりも積極的に考え、またみんなとも相談している。

短期措置ではあるが、2月に迎え入れる最初の週は、まるっと1週間休むことにした。ムスメもそうだけど、ずっと実家にいたツマのリフレッシュも必要だろう。

今月も、実家に顔を出すのを週末だけではなく、たまに平日を織り交ぜるようにしたり。ツマの両親は共働きなので、平日の日中はムスメとおばあさまをツマが一人で見なければならない。これはやっぱりなかなかに慌ただしいらしく、毎日とはいかないけど、土日に働いて平日日中休む、みたいな感じで顔を出すことにした。そうはいっても部分的なサポートにしかならないので、内心少しもどかしさはあったのだけど、「一人いるだけでだいぶ楽。隙間に寝る余裕できるもん」と言っていたので、まぁなにかの足しにはなっただろう。

逆方面からの影響としては、ムスメを抱いていると、あらゆることのやる気がなくなるぐらいの幸せホルモンが出てしまうので、「あれ、俺そもそもそこまで働きすぎなくてよくね?」という冷静な判断・見つめ直しが出来たりする笑

それからツマに関しても。彼女は同じ会社で子どもの発達支援に携わり、産休前は並行して大学院の博士課程にも所属していた。本人は付き合っていた当初から「私は育児のプライオリティが一番高いから、育休はフルで取るし、悠平は働きたいなら働いていいよ」と宣言していたのだが、そうはいってもそれ以外の要素がゼロになるということでもないだろうし、やはり四六時中ムスメにつきっきりでいるのではなく、時にはリフレッシュも必要だろうから、ツマの人生にとっての「母親」以外の要素が顔を出そうとしたとき、それが"育児によって"常に諦めなければならない、ということがないように、私自身は備えというか、いつでもバトンタッチするフットワークの軽さを持っておきたいと思う。

つらつらと書いたが、つまり換言すると「そんなに働きすぎなくてもええんちゃうか」ということになってしまうのだけれど…育児か仕事か、とか、オットかツマか、とか二者択一ではなくて、役割分担の重みづけはありつつも、必要に応じて柔軟に入れ替われる・サポートに入れるというだけの「余白」を持つことが、きっと家族運営には大事なのだろうと思う。

In essay Tags male-hus-dad-parent-andme
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