3ヶ月というのは人や組織に変化が起こるには十分な時間なのだなと思う。
ムスメは寝返りがうてるようになったり、離乳食をあむあむもぐもぐ食べるようになったり、一人遊びができる時間が長くなったり、それから微細な表情や手足の動きの変化もあれこれとあり、まぁ順調に発達している。
担当しているいくつかのチームも、それぞれに立ち上げ期だったり、そもそもの前提や目標から組み直さなきゃだったり、相変わらずバタバタとはしていたのだけど、しかしいくつかの目立ったアウトプットも出だしたり、メンバー個々人がオーナーシップを持って動いていける領域が増えてきたりとか、まぁ前進していってるなと。
ありがたいことに自分が0から100まで「作業」ベースで抱えなければいけない仕事はほとんどなくなって、かわりに「考える」ための時間が増えた。そしてそれが自分が最も果たすべき仕事なのだと思う。大きめの球がだいたいいくつか同時にくるからうへーってなるんだけどさ。
スキマ時間にKindleでパトレイバーを読んでいるのだけど、後藤警部補の言葉がグッと来ます。
「よく見極めてから穴を開けないと、どっちに向かって決壊するかわかんないよ」(12巻、p144)
「強くて正しい総論」というものに危機感を覚える。
それから、わかりやすいケースや指標に落としすぎることの弊害にも敏感であるべきと思う。
抽象的なものを、言い換えせずにそのまま表現しなければならないことはやはりあって、「わかりやすさ」へのプレッシャーから、立って留まる必要があるし、抽象的な言葉を操作するからこそ、雑な総論でまとめるのではなく、それらの言葉を微細な差異を共有するためにこそ使わなければならない。
こういうのはとてもエネルギーが必要だし、自分にも相手にもとことん誠実でないとできないことだから、めんどうだなぁしんどいなぁと思うけど、そこを避けるわけにもいかないので。
さて7月。
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いくつか関わったお仕事pick up
出した:
LITALICO仕事ナビ, フリーペーパー創刊号
インタビューした:
LITALICO発達ナビ, 栗原類さんの母、「ブレない子育て」を語る!障害のあるなしは関係ない、言葉にして伝えることの大切さとは
登壇した:
LITALICO発達ナビ, ADHDガール必見!精神科医・司馬理英子先生が教える「恋や仕事などでの人間関係のコツ」とは…?(モデレーター)