土曜日はツマが八王子の実家に帰っていたのだが、お父上とゆかりのある神津島からお魚をいっぱいもらってきたのだと。というわけで今宵の食卓はシマアジの塩焼きと刺し身。
オット「いやー、美味いねぇシマサバ」
ツマ「シマアジな。サバは下関とかじゃないと刺し身では食べられないよ」
オット「あ、アジね、アジ…カタカナ4文字は記憶の相性が悪い。ところで、なんか神津島うんちく頂戴。へ~ってなるやつ」
ツマ「急だな。えーとねぇ…あ、そうそう、神津島では昔神様が『もー!』って怒ったからその衝撃で温泉がたくさんあるんだよ」
オット「なにそれw神様が『もー!』って怒ったの?地団駄踏んで温泉吹き出ちゃったの?w」
ツマ「神津島は神様が集まる島で、近隣の伊豆七島の水をどういう風に分配しようかって会議が行われたんだって。で、会議では決まらなかったから、翌朝に神津島のてっぺんにある天上山にたどり着いた先着順に分配が決まることになったの」
オット「先着順で決めるんだ。十二支競争みたいだな」
ツマ「で、色んな神様が順番に到着して取り分が決まっていったんだけど、利島(としま)の神様が寝坊しちゃって、最下位になっちゃったの。で、天上山にたどり着いた頃には、もう水がちょっとしか残ってなかったから、利島の神様癇癪(かんしゃく)起こしちゃって。『なんでこれだけしか水が残ってないんだよー!!ずるいずるいずるい!』って激おこぷんぷん丸状態。その時の衝撃で水が飛び散って、神津島は島の各地に水源ができて温泉が豊富になったってわけ」
オット「神様の癇癪やべー。なんかアクションゲームのボス戦でありそう。クッパとかドンキーみたいな重量級のボスにわざとジャンプさせてその衝撃でステージ上のアイテムを落とすみたいなやつ」
ツマ「癇癪起こすだけで温泉ができちゃうんだから、神様ってすごいね」
オット「ほかになんか神津島うんちくないの?」
ツマ「あとはねぇ、天上山にはアシタバがたくさん生えてるんだけどさ」
オット「あー、だから実家行くとたまにアシタバ汁をいただくわけね」
ツマ「そう。そのアシタバがなんで"明日葉"というか知ってるかい?その日に抜いてもまた明日生えてくるぐらい成長が早いからアシタバっていうんだよ」
オット「すげー、無限補充アイテムじゃん。神津島RPG感すごい。無限葉っぱと名付けよう」
ツマ「名前はアシタバだっつってんのに」
#7 「ツマと、シマアジ: 神津島では神様が激おこプンプン丸したから温泉が増えたんだって話」2017/07/02
本日の夕げ
・シマアジの塩焼き
・シマアジの刺し身
・きゅうりとキャベツの酢の物
・ごはん
・大根と油揚げとわかめの味噌汁
今日は調理前のシマアジのデッサンに挑戦
上がオット作、下がツマ作。