気温:19℃~25℃ 早朝にけっこうな雨が降る。朝も小雨、子どもを送る頃にはやむ。日中はほとんど降らず、曇ときどき晴れという感じ
9月が終わり、夏も本当に今度こそ終わりのようだ。8月、9月は「勝負の夏!」と編集さんと話しながら、毎週本郷に通って本の原稿をがんばった。進むには進んだし、全体として、そうだな、 7合目ぐらいには来たと言っていいのかもしれないが、ここからがまだまだ大変。新規で書きたい、書くべきエピソードが1. 5章分ぐらい残っていて、しかしそれがとりわけ重たい(と感じる)。それで9月の後半は書きあぐねていたのだが、ここまで書いた分を振り返って全体・個別の位置づけを整理しながら一緒に考える時間を取りましょうと、編集さんからメールがあり、それがありがたかった。ちょうど僕も相談しようかなと思っていたところに届いたので、感じ取ってくださったのだなと。
打ち合わせの前に自分でも読み返して資料というか、全体と各章の要素をドキュメントに整理しなきゃな…などと考えていたのだが、明日は最初に、鈴木さんではなくて私が(読者に近い立場で)この本と各章の趣旨を書いたり話したりしますから、それを一緒に眺めながら考えましょうという感じで、進め方もメールに書いてくださっていて、これまたありがたかった。うまくいかなかったり悩んだり停滞したりしているときって、どうしても「自分で」もっと頑張らなきゃというモードになってしまうのだけど、そういうときこそ他人に委ねるっていうか、開いていった方がいいんだよな。特に自分でジタバタ新規の資料はつくらず、自然体で身体を運ぶことにした。
会議室で一緒にお弁当を食べながら2時間ぐらい3人で話す。実際の出来事もそうであり、書くという行為もそうであるのだが、どうにもならない、伏線回収しない/されない/できないこと、思ってもみなかった方向にズレていくことこそがたぶん大事で、自分で語るのではなく物語に語らせる、そのように書いていけるといい。書くことは矛盾そのもののようだ。