日々-2022年8月25日の日記

 朝がなかなか起きられない。先に起きていた息子に起こされて、8時に床を出る。夏休みだから、それでも十分間に合う。息子から「おにぎりはいやだ」と文句を言われながら、朝ごはんにキュウリの塩もみとふりかけおにぎりを準備する。文句を言った割に完食する息子を褒めながら、私もおにぎりをほお張る。

 今日は夕方に畑へ行く以外は、一日自宅で過ごす予定だ。フィットネスバイクを買ってからというもの、それが苦痛でなくなった。それまではコワーキングスペースに行ったりと、場所が変わることが気分転換につながると思っていたけれど、そうではなかったようだ。本を読むにしてもテレビを見るにしてもじっとしていられない性質の私に必要だったのは、フィットネスバイクだったのだ。投資してよかった。

 私は現在、オンライン学習支援という名の事務仕事とライティングで生計を立てているのだけれど、ゆくゆくは文筆で日々の糧を得たいと思っている。なかなかに厳しい道ではあるのだけれど。とはいえやると決めたので、日々やらねばならないことが山積みだ。読むこと、書くこと、生活すること、人と会うこと。一日が飛ぶように過ぎていく。その中で眠気に勝てない日や、からだの重さに耐えきれずに何もできない日もあるけれど、これまでの人生の中では比較的健やかに日々が過ごせていることに感謝したいものだ。

 夕方、息子が帰宅すると、疲れたのかぐずる。こんな真夏に「いちごがたべたい」とごねる。私のフィットネスバイクに乗りたいとねだる。「DVDが観たい」と暴れる。仕方がないので、以前使っていたテレビとDVDプレーヤーを接続してあげた。新しいテレビとは互換性がなく、古いテレビにしか使えないのだ。20分ほど苦労して接続し、息子の機嫌がやっと直る。こういう日もある。こういう日の連続で人生ができている。

 畑では、スコップで土を耕し始めた。日曜日には石灰を撒けたらいい。

 日記を書くのは、なんということもない作業だ。未来の自分が読み返したならきっとおもしろいだろうから、今の自分から未来の自分への手紙みたいなものか。