三連休最終日、と言っても特別なことはなく、公園で遊んだり、ムスメのリクエストでマクドナルドのハッピーセットを買いに行ったり、合間に作業をしたりして静かに過ごした。ツマは近所に新しくオープンしたヘッドスパへ。なかなかよかったようだ。
サイバースペースで「奥行き」をどうつくるかという話を桂さんとするなど。空間的な奥行きも工夫が必要だが、経時的な変化をどう共有していくかということも考えたい。miroを共同編集したり、考え、語らったことをグラフィックレコーディングなどで視覚化したり、何かこう、言語以外の媒体を駆使していきたいところ。
博士課程の出願期限迫る。研究計画を修正したり、付随する書類をつくったり、水曜までに間に合わせねば。
先行研究で、やりたいこと、考えているアプローチとドンピシャリというものに出会って、嬉しい。
伊藤, 小田原(2016) 「重度な運動障害・言語障害のある人を社会的文脈で理解する:ライフチャート,ライフヒストリーを利用して」
今後の重度障害児の支援の方向を探るために,自立生活を営む重度障害者F氏のライフチャー ト,ライフストーリーを作成しその生活を社会的文脈で探索した.インタビューおよび手記や手紙の ナラティブ(語り),さらに記録,記事をデータとし,Frank(1996)を参考に,F氏が記述した文章,写真,出版物,両親の記録などから,F氏のライフヒストリーを理解する.F氏が出会った出来事をライフチャートに整理する.それを通して,F 氏の自立生活がどのように可能になったかを,生活の転換点(ターニングポイント)を探りながら理解した.F 氏の自立生活は①時代背景や社会環境,②コミュニケーション手段の発展と教育環境,③関わる人々の理解や扱いと大きく影響しあいながら,可能になったことが明らかになった.
重度障害分野は、やはり作業療法畑の人たちの研究が比較的多く見つかるのだけど(リハビリや支援機器の活用など、当然大事なので)、こういうアプローチとうまくクロスさせていけると良いだろうなと。