日記/20220821

今日は埼玉から京都に帰省してきている友人と会った。私が友人と会うとき、私が中々家から出られない病気(吐き気発作)を持っていると伝え、家に来てもらう形なら大丈夫だよ、会えるよ、と打診するのだが、このときにいつも「何となく申し訳ない気分」になる。外にひとりで出かけて友人とカフェでゆっくりすること、こんな当たり前のことができず、わざわざ住宅街のわかりづらいところまで来てもらうのは心苦しいものだ。だからこそ、本当に気心知れた仲の友人しか家には呼べないなと思う。今日来てくれた友人は、「おうちに遊びに行っていいの?嬉しい」と言ってくれて、とても心が軽くなった。

私は緊張することがあっても吐き気発作が出るので、先日夫の家族が家に来る、となったときも来る前に数回発作を出してひいひい言っていたのだが、今回友人が来るときも来る前に発作が出て、つくづく緊張しいなのだなと思う。

友人が来て、夫を紹介する。夫もなんだかぎこちない。友人は近所のお菓子屋さんでケーキを買ってきてくれていて、それをお茶菓子に出す。

「久しぶりやなぁ、何年振りやろ」

「私が会社に勤めてた頃やから……5~6年前かなぁ」

「もうそんなになるかぁ」

と二人でしみじみする。

それから仕事のよもやま話をする。彼女はヨガインストラクターなのだが、ヨガインストラクターの仕事を再開するか悩む、と言っていた。結論として、そんなにお金になるかと言えば、難しいらしい。ライターの世界も文字単価が安かったら本当にお小遣い程度に稼げるか稼げないかだよ、と私も話す。

ひとしきり話した後、二人で写真を撮る。彼女はかつてモデルさんをしていたので、綺麗な顔つきをしている。私が加工機能(肌がきれいに見えるとか)のついているアプリで撮影した後、彼女は普通のiPhoneの前面カメラで撮影をする。私の見た目のコンプレックスに対するちょっとした自意識が疼くも、彼女はそんなことを感じさせる暇もなく私ににっこりと笑いかける。彼女はとてもまっすぐで、素直で、純真なのだ。

とはいえ彼女も色々なコンプレックスを持っていて、ここには書かないけれども、自身のコンプレックスの話になったとき、それはそれで盛り上がる。彼女はちょっと自虐的に自分のことを語ることもあり、それがまた面白い話に繋がるので話をしている間中ずっと笑っていた。

娘さんが風邪を引いているとのことで、1時間半くらいで解散になったのは惜しかったが、彼女が家に遊びにきてくれて、とても楽しかった。普段外に出ない私にとっての非日常がまさに今日だった。

と、同時に、気心の知れた相手と会うことにも、私は随分と気を遣い、疲れる身体になってしまっていたのだなと思う。彼女が帰った後は、2時間半ほど眠ってしまっていた。

とはいえ、友人と会えたのはとても嬉しく幸せなことで、また遊びにきてくれたらいいな、と思う。