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心の病は、「からだ」が覚えている

November 17, 2019 Yuhei Suzuki
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ここ2週間ほど、調子があまりよろしくなかった。

仕事中や人と会っているときに、ちょっと変な汗が出たり、動悸がしたりして、「おーっと、これは」と自覚した。

少し前から、定期的にジム通いするようになり、運動できるぐらいに回復してきていい感じだねーと主治医と話していたところだったのだが、ふむ。

上がったと思ったらまた下がる。まだまだままならないことがある。

とはいえ、要因のアタリは容易についた。

・原稿仕事の進捗がイマイチなことによる疲れと焦り
・複数プロジェクトが同じタイミングでちょっとバタバタしてきたこと
・原稿が書けないことに付随して、ドミノ倒しのように他の仕事も滞り、ボールが貯まり、と負のスパイラルに陥りかけたこと

・あわせて、身体にも疲れが貯まっていったこと

溜め込んだ状態で馬力でなんとかしようとしてもうまくはいかないので、食事・睡眠など生活リズムを整えることを優先して、ちょっと戻ってきたなというのが今週後半。

それから、動悸が出ているときに無理にそのまま作業を進めようと思ってもうまくいかないので、そういうときは潔くパソコンを閉じて、ジムに走りに行くことにした(そういうときは強度は低めで、ゆるーいジョギング程度にする)。1時間ほど走っていると頭もスッキリするし、動悸も収まるという結果を得たので、良い対処法を見つけたな、と思う。

寝る前の抗うつ薬の服薬と、月に一度の通院を続けている。適応障害と診断を受けてから、もうすぐ1年半ほどが経つ。

今日が通院日だったので、主治医と以下のような会話をした。

「いやー、やっぱりちょっと負荷がかかるとすぐ症状に出るもんですね。だいぶ回復してきたなと思ったし、実際回復はしていっているのだろうけど、やっぱりこう、根本的には"病前"の自分とは別の身体になったんだなぁという感慨があります」

「そうだね、一度崩れたときのことを、やっぱりからだが覚えているからね。反応は出やすくなるんだよ。でもそれは、実は病気になる前も負荷がかかっているのに気づいていなかっただけかもしれないし、症状が出やすくなったというのは、からだが早めにシグナルを出してくれるようになったということでもあるよ」

「そうですね、からだの声を聞きやすくなったというか。症状が出たら、それをトリガーにして対処を打てば良いというのは、ある意味わかりやすいですよね」

「心の病」といいつつ、それは身体症状としても表出するわけだから、心のさざなみとうまく付き合っていくうえで、耳を傾けるべきは「からだ」の声なのだろう。

自分で人体実験をしているようだ、といえば言葉が物騒だが、病気になってよかったなと思うのは、以前より自分のからだの声に敏感になることができたということだ。

こういう時に自分はストレスがかかりやすいな。弱ったときにはこういう反応が出るな。その反応が出たときにはこういう対処をすれば収まるな。などなど。サバイバルスキルを溜めていっている感じ。

In essay Tags menherasan-no-sustainability, fragile
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