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君が物心つく前から、君は「社会」の網の目の中で生きている

December 30, 2017 Yuhei Suzuki
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ムスメが生まれてから1週間強が過ぎた。

とはいえ僕はというとそのうち半分程度の日数しか一緒に過ごしておらず、なおかつその大半は仕事や用事終わって夜にツマの家に着いて…というタイミングだから、朝から晩、そして翌朝まで一緒に過ごしたのはまだ退院日の1日だけしかない。

それ以外の時間はツマと、ツマのお母様お父様にお任せしているわけだが、ありがたいなという気持ちと少しの申し訳なさを抱えながらとにかく仕事納めに向かってしゃかりき働いたのが今週。

合間に、役所や会社に出す書類やらなんやらを僕の担当タスクとして粛々と進めている。

ムスメが社会の網の目の中にキチンと定位し、生きていくために必要な福祉的・医療的庇護を受けられるようにするための手続きである。

つまり出生届やら子ども手当やら健康保険やらなんやらの申請である。

こと「役所」という存在は、何かと非効率や硬直性の象徴としてやり玉に挙げらがちな存在で、たしかにそういう面もあるかもしれないが、今回僕が経験した出産後の手続きに関しては、特に煩雑でもなくたらい回しにされることもなく、スムーズに進んだ。
(とはいえ、必要書類や手続きの確認とか、色々洗い出すのは、難しくはないけど億劫な作業ではあるので、こういうことはちゃんとオットがキビキビ進めた方が良い)

いくつかの必要書類を用意して窓口に行くだけで、15分か20分ぐらいで完了したと思う。
ツマの母子手帳やまいなんばーを忘れたりしたのだが、それで申請が止まることもなく「後日郵送でOKとのこと」。

窓口の方は僕よりきっと若いであろうお兄ちゃんで「この度は誠におめでとうございます!」と2度3度さわやかにお祝いしてくれたのでいい気持ちになった笑

そんなこんなで恙無く出生届の手続きは完了。会社の方は仕事納めになってしまったので、ムスメを僕の扶養に入れて会社経由で保険証を出してもらったり、ツマの育休申請を出したり、会社が設けている祝金の申請をしたりは年明けになるが、とりあえず一安心。

と、思っていたら、届を出した2日後にはもうムスメの住民票コードの通知票が届いていた!

ムスメよ、君が物心つくまえから君はもう「社会」のなかに生きているのだ。

それを良いとも悪いとも言わない。

支えられることもあれば、誰かを支えることもあるし、すり抜けたりすき間に落っこちることもあるだろう。

これから君が大きくなっていく上で、君自身や、親であるとーちゃんとかーちゃんが受けられる色んなサポートがあるんだけど、それは君より少しだけ先に生まれた人たちがお金やら知恵やらを出し合って成り立っている。

君も働き出したら、その支え手の一員になるのだろう。でも、なにかの理由で働けなくたってそれはそれでいい。大人になって働くことができなくても、これまた生きていくための色んな支えがあるのだから。

君がその恩恵に預かる立場になるかはわからないけど、君か、君ではない誰かがそれを必要とした未来に、そういう仕組みがちゃんと活きている世の中を、とーちゃん守ったり耕したりしようと思っているよ。

In essay Tags male-hus-dad-parent-andme
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