今週のほにゃらら 2022/09/05-09/11

閒(あわい)の住人が、今週観た/聴いた/読んだ/食べたものなどを、本人の紹介コメント付きでいくつか選出してご紹介します。

■食べたもの:お祝いの酢豚定食

中華料理店で酢豚定食。新しい仕事をはじめたお祝いに友人たちがご馳走してくれました。うれしい!
酢豚はもちろん、お粥がとってもおいしかった!家じゃ作れない味がしました。今度はコース料理を食べてみたいです。

もえさんより

■聴いたもの:椎名林檎「ありきたりな女」

林檎さんの歌詞は、人生のすべてを(ほんとうの意味での「すべて」を)肯定してくれている気がします。とりわけ「女性」への肯定を感じていて、私を奮い立たせてくれる一方、少し淋しい気持ちにさせたりします。
「ありきたりな女」は、2014年に発売された「日出処」というアルバムに収録されている曲だそうです。伝聞調でしか語れないのは、それを今知ったから。私は林檎さん40歳の誕生日のライブ「林檎博」のDVDで聴きました。
あなたに恋をしたことで、それまでの自分の世界を失ってしまった…という歌詞に衝撃を受けました。そんな見方があったなんて。生活に愛する人がプラスされた、というのではなく、それまでの世界が消えてしまった。林檎さんの歌いぶりを聴いていると、むしろ「愛する人しか私にはない」というすがすがしい切羽詰まり方を感じます。
「わたしは今やただの女。さよなら、あなた不在のあの素晴らしき世界。」
あなたを愛している私は、歌手でもスターでももはや「椎名林檎」でさえもない。そこにいるその人が「ありきたりな女」とされることに、人をあまり愛した経験のない私は一抹の息苦しさを感じます。女性ではない、といわれているような気がしてしまうのです。そして、そこまで言い切れるほど人を愛する経験に強く憧れてしまうのもまた事実。
この曲の歌詞には「好き」「恋」「愛」のような言葉が含まれていないことに気づいたとき、私は「歌う」という表現の凄まじさを感じたのでした。
Kazuyoさんより

■発見したもの:バーバパパによるCGアート(閲覧注意)

何と言って良いか分からない。まるで人工知能が作ったアート。このクリエイターがやっていることは、基本的には、EDM音楽と、3DCG映像と、ナンセンスな言葉のイメージの乱雑で悪趣味な掛け合わせ、とでも言おうか。かつてのシュールレアリスト達が見たら泣いて喜ぶに違いない。気持ち悪くて、意味不明で、狂気的な陶酔感に満ちている。この人の作品群を見る人の99%はただ気持ち悪いと思うだけだろうが、残りの1%は、あるいは興奮し、あるいは歓喜し、踊り、あるいは涙すら流すだろう。あまりにも狂気染みていて、あまりにも面白く、美しい。僕は完全にノックアウトされてしまった。酩酊しながら踊りたいような時に、どうぞ……。

これ、本当に、気持ち悪いけど、僕はなんかもう、飽き飽きしてしまったこの世界の片隅でひっそりと育っている異形の生き物を見つけたようで、本当に感激したのでした……。生きていれば面白いものに出会えるもんだなとも思えた。分かり合える人にはそうそう出会えない気がするけれど、、、本当に凄い。こういうものとの出会いこそが生きる活力だとすら思う。
と、ここまで絶賛しておいて、ほなまぁ見てみるかと見てみた人のほとんどが嫌悪感を催すだろうから、ちょっと悲しいし笑える。笑
ここ数年、というか、いや明らかに、生まれてから34年間とちょっとで初めて体験するような世界でした。
こっちの方がライトだし気持ち悪くなくてむしろ可愛い。これを見て嫌でなかった人は上を見てみる、くらいの方が良いかも。。僕も最初に見つけたのはこれでした。

多分これが一番万人受けする。

暫定一位はこれかも……?ぼーちゃん

https://www.youtube.com/watch?v=WkRJf_TIpgc

もときさんより