8月6日。よく晴れた暑い日。
蚊に刺されたところにバッテンつけるのは人類のDNAに刻まれた行動なのだろうか。
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Slackでそばの話になって、その流れで久しぶりに読んだけどやはり名文である。「富士そば」をはじめとする駅そばを俺たちが愛する理由がここにある。
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推しの新刊・新譜、速攻予約ポチするくせに、届いてからドキドキそわそわしてなかなか開けられない、みたいなことありませんか。推しの新記事・新MV、見つけたらすぐクリックするくせに、ドキドキそわそわしてタブで置いたまま、みたいなことありませんか。ありませんか、そうですか。
ヒグチアイ「東京」のMVが公開。去年行ったライブで歌ってくれて、そのときはCOVID-19で世の中がこうなるなんて想像もしていなかったけれど、当時も今も、また違った意味合いを帯びながら、変わらずいい曲です。いい曲です、と言いながら、まだどきどきしてMVはタブで置いたまま未再生です。週末ゆっくり聴く・観る。
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鹿さんと渋谷でランチ。先日オープンしたらしいミヤシタパーク?を通り過ぎた。
プレートにサラダ・デリ入れ放題というヘルシーなやつを食べた。ダイエット中だから。でもドリンクはビールにしちゃった。
とどプロと閒のことをよもやま語りつつ、梅雨があけてよかったねーということ、鹿さんは山に登りまくってることなど話す。
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先日退職したところですが、LITALICO研究所内で行っている「ゼミ」に参加。僕が進めようとしているアクセシビリティに関する研究の進捗共有&ディスカッションをさせてもらった。
イベント主催者に向けて、事前準備〜当日運営にかけて、どのような点に配慮し、関係各位とどのようにコミュニケーションして準備・告知を進めていけばよいか、構造的に整理しつつ、チェックリストなどもあって、よくできているなぁと。日本でもこういうものをつくりたい。
気になる人はPDFを直接見てもらうとして、僕のすげーラフなメモはここに貼っちゃう。
Section 1: Organising accessible events and meetings
■Venue
・トイレ
・入り口の広さや段差
・ベッドルーム(休憩室)
・駐車場から会場までの距離
・その会場&スタッフのアクセシビリティについての認識や姿勢、trainされているか
■Event planning and administration
・予算
・十分な準備期間
・タイムテーブルやスタッフの柔軟性
・スピーカーやファシリテーターとの事前の打ち合わせや準備・対応依頼
・スピーカーやファシリテーター自身のニーズ
■Pre-event information
・多様なフォーマット(紙、ウェブ、メールなど)
・障害のある人たちに参加してほしいのなら、その人たちに告知を見てもらえるようなアプローチを
・equality statementをイベントページ等に明示する
・予約時に相談やニーズを記入できるように
・予約の方法にもaltanativeを用意(フォームだけでなく、メールや電話等でも受け付けられるようにするなど)
・会場の詳細情報を伝える
・予約後に、新たなニーズが発生・認識された際に、それを相談できる機会を設けること
■Supply of additional support requirements
・翻訳、ノートテイカー、介助者などの支援担当者
・介助犬のための環境(トイレやお水の用意)
・配布資料の電子コピーなど代替フォーマットの提供
・必要な機材の手配(スロープ、難聴者向けのloop systemなど)
・各種機材が正しく動くかの事前チェック
・本人が自分が使い慣れた機材を持っているなら、それを持参・使用してもらえるようにする
■Planning support during the event
・サイネージなどの、色やフォントなどをアクセシブルに
・スタッフへの事前インプットやトレーニング
・座席
・メディカルサポート
・休憩スペース
・取りやすいサイズの食事や使いやすい食器・食具
・非常時の避難経路
Section 2: Producing accessible event information
■Printed material
・テキストスタイル・フォント
・カラー・コントラスト
・レイアウト
・文章の長さや構成
・プリント資料にハイパーリンクを貼らない(下線引いてるみたいに見えるから)
・平易、一貫した用語法
■Alternative formats
・資料の電子版を用意できるように十分な準備時間を
・配布・紙以外のフォーマットで提供可能なことを参加者に伝えること
■Using web technologies to support an event
・ウェブアクセシビリティガイドラインを踏まえたステートメントの明記
・事前に当事者にテストしてもらう
・コンタクト方法がわかりやすいように
Discussion topics memo
・イベントの「対象」設定と広報手段
・内容×特性で、本人にとって最も良いフォーマットをいかに選ぶか
・予算と時間
・「わかる」「アクセスできる」とは、そもそも という問い
参考1) https://www.facebook.com/100002087320563/posts/3016979141714967/?d=n
参考2) https://note.com/yoshi_yui/n/n7fb694f882f2
・チェックリスト&当事者レビューは、サービス化できそう
イベントレビュー
wikiみたいに共同編集できるようにできると良さそう
つくったあとの普及インセンティブ設計をどうするかが大事だな
アクセシビリティ対応した方が得だなと思ってもらえるような
・つくるまでの研究 の次に つくったものを使った効果検証の研究 もやれるといい
などなど。あー、ちゃんとレビューして研究進めないとだ。労働している場合じゃない。
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淳子さんとオンラインMTGで、トランスレーションズ展の出展作品についての打ち合わせ。映像編集・空間づくり、いよいよ、という感じです。
私は文章の人なので、ちがった表現方法を得意とする人と、こうやって「作品」を一緒につくるというプロセスは、とても愉しい。
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ムスメのお迎えに行って、そのあとツマが帰ってきて、ごはんの前にちょっとだけ「アパートメント」の管理人会議。8月になって新たに3名の住人さんをお迎えしての当番ノート52期。
それから、「マルシェ」も8月10日までと、のこりわずか。どの作品も素敵素敵。お見逃しなく。