TBSテレビの日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』を観て、「介助とヒーロー」というテーマのもと、脊髄性筋萎縮症(SMA)Ⅱ型による重度身体機能障害のある愼 允翼(しん ゆに)と、重度訪問介護制度による愼の介助者の一人鈴木 悠平(すずき ゆうへい)が対談する。
・記憶に残る、家族の「味」と「香り」
・「2人の兄」が弟にかけた言葉
・痛みも後悔も「あなたと共有する」ということ
・過去を引き受けながら未来へと「生きていく責任」について
・過酷で残酷で、なお「人生は素晴らしい」と言うこと
・簡単に立ち去れる人たち、そうもいかない「介助者」と「障害者」
・「事実」を突き止めれば「正常」に戻るはずだという幻想
・「誰でもいいんだけど、その人じゃないとダメ」という関係
・恋愛という「演劇」について
・過去を引き受けた上で、カラッと振る舞うこと
TBSテレビの日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』Ep.6「不器用な愛のカタチ」について。
・「親ガチャ」という世界観になぜ、どのようにNOを言うか
・上と下、両方の権力を行使しうるヒーローとしての皆実広見
・他者の身体を慮るという、”素朴”な愛について
TBSテレビの日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』Ep.5「忘れられない味」について。
・毎日食べたい味と、二度と食べたくない味
・人が2人以上集まれば必然的に生まれる競争、嫉妬や妬み
・「たった一人」のための表現が、地下水脈を通って世界(普遍)と繋がるということ
・生きるための、「やさしい嘘」について
TBSテレビの日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』Ep.4「奇跡の出会い」について。
・傷を抱えた人間が、痛みながら、それでもなお、だからこそ、人間関係を閉じずに「開いていく」こと
・「知りたい」と「隠したい」が同時にあるということ、あるいは、障害者の「ダダ漏れ」性について
・暴力はむき出しであるという現実から、「私刑」を否定する
・外側から「別の秩序」を持ち込むヒーローとしての、全盲の捜査官・皆実広見
TBSテレビの日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』を観て、「介助とヒーロー」というテーマのもと、脊髄性筋萎縮症(SMA)Ⅱ型による重度身体機能障害のある愼 允翼(しん ゆに)と、重度訪問介護制度による愼の介助者の一人鈴木 悠平(すずき ゆうへい)が対談する。
「わたし」には、無限の可能性があるわけではない。身体も歴史も有限である。
では、病気や障害による症状、望んでもいなかった出来事や経験……さまざまな「痛み」すらも、自分の人生の有限性として、我慢して生きていくしかないのだろうのか。それとも別の道があるのだろうか。
「わたし」と「回復」をめぐる、熊谷晋一郎さんの物語を辿る。
2024年6月10日にZoomで収録した、鈴木悠平・慎允翼・伊藤亜紗のトーク録画と文字起こし。
終わりのない日常を、離れられない身体を、ままならない痛みを、障害を、どうにかこうにか「経営」していく、そのプロセスでは何が起こっているのか。