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「法人」をひとつ、この世界の片隅に産み落とすということ

July 20, 2020 Yuhei Suzuki
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5月11日に法人登記してから2ヶ月強。実はまだ、今月いっぱいまでは勤め先の会社に籍を置いていて、有給消化とか残っているいくつかのお仕事とか持株会の退会とか、あれやこれやをやりながらも、しかしゆるやかに法人としての閒の土台を整えていっており、またこれまで個人の副業・雑収入扱いでやっていた仕事も法人受けに切り替えてもらうように各位に連絡するなどしており、まぁなんというか、そんな感じの、「のりしろ」のような時間を過ごしています。

少し落ち着いてきたので、ここ数ヶ月を振り返りつつも、「会社」を取り巻くさまざなな要素と、それらに紐づく意味や選択について、書き記していこうと思う。

・法人とはなにか
・そもそもなぜ法人化することにしたのか
・法人形態の選択肢と、株式会社という選択
・会社の目的や存在理由を説明するための定款やステートメント
・それを実現するための具体的な(事業を含むさまざまな)活動
・経理や財務といった会計ルールや運用方法
・自分自身や一緒に仕事をする人たちへのお支払い、仕事の報酬をどう考えるか
・自分たちの考えや実践をどういう人たちと、どのように共有して、どのように関わってもらうのか
・人であれ事業であれ、会社を営む上での「善さ」のものさしをどのように持つのか

法人設立前後のさまざまな事務手続きを進めながら、たくさんの問いが浮かぶ。それら一つ一つをじっくり丁寧に考える時間はなかったけれど、かといってまったく考えなかったわけでなく、これまで見聞きし経験し、考えてきたこと、その上での価値観をもとに、「こっちだな」「これはやらない」などなど、今後の変容可能性を残しつつもしかしそれなりの意図を持って決めてはきた。

会社設立や運営に伴うさまざまな「事務」は、ただ進めるだけであれば驚くほど淡々と進む。クラウドサービスのガイダンスに従ってポチポチ入力していけば定款も作れてしまう。なのだけど、そういった手続きが制度化されたり慣習となっていることの背景には、やはりなんらかの歴史や理路があるわけで、なるべくなら一個一個理解しながら選んでいきたいものです。

会社は社会の「公器」です、なんて言葉も聞きますが、それは「コンプライアンス」だとか言ってなんとなく誰か(監査から、上司から、監督省庁から、クライアントから、世間からetc.)から言われたからちゃんとやりますってことではなくて、フィクションながらも「法人」という一つの人格を世に産み落として育てていくこと上で、わたしは、わたしたちは、自らに、関わる人たちに、社会に、歴史に対してこのようにコミットしていきます、という宣言であり実践なのだろう。

「会社」ってそもそもなんだっけ?という問いに対して、先人たちが一応教科書的な回答を整理してくれていたり、その上でそれぞれの会社・経営者が自分たちなりに考えたことを発信したり実践したりもしてくれている。

まったくのゼロから考える必要はないのだけれど、「そもそも」の基本を一個ずつおさらいしていきながら、自分たちにとってしっくりくる答えを探していきたいと思う。

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