毎月一回、閒(あわい)の主宰者・鈴木悠平が、お話したいなーと思った人をお呼びして、ふむふむします。その様子をついでに配信するので、よかったらどうぞ、というゆるい会です。
第一回は、言語聴覚士の井上いつかさんをお招きします。出会いは5年ほど前、僕の前職のLITALICOで、LITALICO研究所の立ち上げ・事務局長を担当していたときに、初期のイベントで来てくださったのがきっかけかな。そこから、業務委託だったり非常勤だったりで、主に子どもの発達をサポートする「LITALICOジュニア」の事業のスーパーバイズなどのお仕事をいつの間にか始めてくれていました。
僕は、「仕事」としてがっつりご一緒したっていうより、そういうイベントやら勉強会やらでちょくちょくお話する機会があって、なんか仲良くなった感じです。オフィスで偶然会うと、いつかさんは手を振ったりハイタッチをしたりしながら「おお、元気してるかー?生きてるかー?」って、なんか孫に久しぶりに会ったおばあちゃんみたいに僕が息災かどうかを気にしてくれます。
いつかさんのプロフェッションである、言語聴覚士(ST)は、言語や発声・発音、聴覚、認知などの機能が損なわれておこるコミュニケーション障害に対して支援を行う専門家です。また、食べたり飲み込んだりすることなどに困難がある摂食・嚥下障害(えんげしょうがい)に対しての支援も行います。
僕は僕で文筆業をほそぼそとやっており、二人とも「ことば」に関わる仕事をするわけですが、その一方で、というか、だからこそ、「ことば」にならない、言語外の情報も含めた、コミュニケーションのいろんなかたち、ありかた、人と人とのかかわりかたに興味を持ったり、モヤモヤしたり、試行錯誤したりしていて、その辺の波長が合うのかもしれません。
ことば、言語、身体、コミュニケーションの間やまわりをうろうろしながら1時間半ぐらいふむふむします。
参加方法
①閒のSlackコミュニティに参加している人は、Slack内でURLシェアしますのでそこからどうぞ。
②鈴木悠平・井上いつかの知人・友人は「聴きたい!」って本人にコンタクトすると、URL送ってもらえると思います。もしくは本人から「聴いて聴いてー!」ってお誘いが来るかもしれません。
③Peatixのチケット(500円)を購入、フォームに情報入力していただければ、そちら宛に配信URLお送りします。
決済したのにメールが届かないぞーって人は、迷惑メールフォルダとかも見ていただきつつ、Peatixのメッセージボックスか、閒のコンタクトフォームから主催者の鈴木悠平にご連絡ください。 ①②の方も、カンパしたくなったらチケット購入大歓迎です。
売上は手数料を引いて二人で折半。
ふむふむするひと
■井上いつか
言語聴覚士
医療・福祉機関で勤務後、現在フリーランス。発達に凸凹のあるお子さんやご家族、支援者のサポートを行う。
■鈴木悠平
文筆家/インターミディエイター®
ひと・もの・ことの閒-あわい-に横たわるなにかを見つめて、掬って、かたちにしたり、しなかったり、誰かに贈ったり、分かち合ったりしています。
Something One
毎回、お声がけした人に「いま、このタイミングで直感的に、シェアしたい本とか映画とか、ものとか場所とか、あったら教えてー」と事前にお願いしてみることにしました。
井上いつかさんのSomething Oneは、こちらの本。
大友良英・稲葉俊郎『見えないものに、耳をすますー音楽と医療の対話』
いつかさんからの紹介コメントは以下。
いま思いついたのが、稲葉俊郎さんと大友良英さん。
あまちゃんの音楽作ったミュージシャンの大友さんは昔から大好きなんだけど
(3.11以降の日記と対談と取り組みのまとめ「クロニクルFUKUSHIMA 文化に何ができるのか」も時間あったら読んでほしいなぁ)
NHKの“SWITCH”って番組で対談してたお二人が無茶苦茶良くて
https://www2.nhk.or.jp/archives/chronicle/pg/page010-01-01.cgi?hensCode=000020370414201002057
それをまとめた本『見えないものに、耳をすます-音楽と医療の対話-』かな!
稲葉先生の本どれも素敵やけど『いのちを呼びさますもの-ひとのこころとからだ-』も良い(先生こだわりの装丁がすごいのよ)
からだとあたまとこころについて論じてて、“すぐれた芸術は医療である”って
僕も読みました。当日の配信で、話題に出るかもしれないし、出ないかもしれない。
みなさんもよかったらどうぞ。