体調がすこぶる悪いのはなんぞ。
そういう時は気持ちも落ち込んで、自分はやっぱり社会に向いてない人非人なんだ的な思考が頭をもたげるので気をつけなければならない。
昨年、九州大学で焼身自殺をした研究者の人生を辿る記事が出ていた。生前の彼を知る人が語るエピソードから、誠実で愚直な人柄が伝わってくる。博士号を取れず退学したあと、非常勤講師で糊口をしのぐ日々。その中でも、学生たちに法を学ぶ面白さを伝えようと、時事を追い、最新の本を買い、授業の準備をし。お金がないという状況は容赦なく彼を追い詰めていく。「他に道はなかったのか」と問うても答えが出てこない。そして彼のような経済的環境でギリギリを生きている研究者は他にもいるという事実。
午後、一家で恵比寿の英治出版へ。「カランコエの花」の上映会に参加。
高校という狭い世界で、思春期の少年少女が集まれば起こりうる犯人探し。
夕暮れとき、自転車に乗る少女2人。つかの間の充足がいっそうせつない。
夜は、浅草の「三浦屋」で、Bar SAWAの新谷さんと常連さんにご一緒してふぐをご馳走になる。
今日の、まる。