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Diary: 2016/10/09 – 9月が終わりまして

October 10, 2016 Yuhei Suzuki
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「結局、あなたは書き手になりたいの?編集者になりたいの?事業リーダーになりたいの?」
という割とクリティカルな問いをいただいたのが今年度上半期の終わり、9月でした。

何日かにいっぺん気まぐれにやってくる夏日と、直撃しそうでしない台風前後の雨風と、よくわからない気候のなかでも朝晩の冷え込みは確実に進捗し、そうこうしているうちに日中の気温もほどよく落ち着くようになり、お家では秋刀魚とひやおろしを美味しくいただたりなんかして、秋ですね。

月末月初は相も変わらずドタバタと過ぎ去っていったわけだが、それでも冒頭の問いは僕にとって大きな意味を持っており、それを常に頭の片隅に置くようになったことで、微細なところで考え方や言動、時間の使い方に変化は起きているように感じる。

もちろん、そもそも立ち上がって一年に満たない新規事業ではそんなに綺麗サッパリ専門分化するのは難しく、一人ひとりが日々自分の職能を広げ開発し成長してはじめて、チーム全体で大きな成果を出せるというフェーズなもんだから、上記の問いに対してもどれか1つ今すぐ選べるという状態でもない。

とはいえ、1月のサービス立ち上げから約9ヶ月が経ち、事業部内の体制も次第に整ってきており、この下期からはチームごとの役割やKPIが明確に分かれて動きやすくなってくると思う。ユーザーに長く使い続けてもらうための仕組みやサービスを設計し実装するチームもおり、それを適切にどう収益化していくかを検討するチームもいる一方、僕のチームは、引き続きメディアとして良いコンテンツを出してユーザーとの接点を最大化していく、というのがミッションになる。

という状況を踏まえて自分は冒頭3つのどれに力点を置いて働いているのか。

実際の自分の役回りとしても脳内シェアで行っても、今は「事業」をつくるというプロセスのなかで、どうコンテンツをつくっていくか、そのための組織を作っていくかという、3つ目の要素の方が強くなっているなと感じる。

今は所属部署の「編集長」という肩書きで、要は事業のなかのコンテンツ部分に責任を持つ役回りなのだけど、そこでは、どんな企画を打ってどうそれを世に届けていくかという編集者的な要素と、一緒に仕事をするライターや編集者が成長して活躍できる環境づくりや、収益化を見越したコンテンツの引き出しづくりといったマネージメント的な要素が両方求められる。

で、今の事業フェーズ的には後者、自分ひとりのプレーよりもチームをどう作って勝っていくかということの方が重要であり、今までピン芸人的にフラフラやってきた自分としても新たな挑戦であるし、やりがいも感じてはいる。

一方で、自分自身もプレーヤーとしてちゃんと育って立てているかというと、まだまだ足りないところが山ほどあるわけで。

編集者としてはどうか。実は、本格的に「編集」をメイン業務として働いた期間はここに来てからが初めてといってもよい。これまでは「ライター」として働いていたので、共通する要素はあれど、やはり違う職能である。特に自分はコピーライティングやエディトリアルデザインに関しては相当弱いというか、からっきしである。

小さいチームなので、自分でもいくつか記事の編集は担当しており、最近だとこれはけっこうヒットした。

「障害者の感動ポルノ」を巡る議論で、私たちが見落としていること

時制に合わせて企画を打つ、みたいなところはそこそこ向いているとは思うが、それでもまだこのメディアで本格的に攻められているかというとそうではないし、自分としてもまだ走りきれていない感はある。

書き手としてはどうか。先週久しぶりに、自分で企画からインタビューからライティングまでやった記事を出して、これもまぁヒットはしたのだけれど、予想の範囲内としては範囲内で、むしろこれでヒットしなければ書き手として情けないレベルである。

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慌ただしくはあったが、久しぶりに、自分で聴いて、書いてというのはやはり楽しかったし、もうちょっとこういうのをやっていきたいな。

あと、インタビューはさておき、ブログやらエッセイやら、久しく主語自分で書く、ということを出来ていないので、そこら辺の感受性といういか、内面を掘り下げる力は鈍っているように思う。

…そんなわけで、チームや事業は着実に立ち上がってきているし、自分もそこに一定の寄与はしていると思うのだけど、編集者としても書き手としても、もっともっと走りたいな、攻めなきゃいかんよな、という危機感もあり。もにょもにょ。

結局、仕事というのは一人で出来るものではないので、全くの自由などというものはあり得ない。択一というものでもないし、どのバケツにもまだまだ全然水が入っていないので、ある程度の期間は同時並行で成長する余地があるとは思う。しかし、同時並行だったり、時間や資源に制約があるなかでも、自分にとって一番にょきにょきと食指が伸びる方向はどちらなのか、ということには意識的であるべきだよな。

いずれにしたって社会の小さな歯車の一つとして我が身をどう使うかってことでさぁね。

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