土日の2日間、府中にて今年最後の学生向けサマーインターン(もはやサマーなのか)にメンターとして参加。
2日間で定められた領域の社会課題を解決する事業・サービスを立案するというやつなのだが、チームごとに議論のプロセスも仕上がりも様々で、またその中での個々人がぶつかる課題や直面するストレス、それに対する反応・変化らもまた様々であり、毎年なかなかに面白い。
などと偉そうに言ってみたりしたが、実はメンター側の自分自身も、やはり同様に自身の課題を突きつけられる場であるのだ。
学生の側は毎年新しい顔ぶれなわけで、彼らはこれまで日常生活でほとんど真剣に考えたことがない社会課題なるものと取っ組み合いをする。
一方でメンター陣は、新たに参加する社員もいるが、複数回、複数年のメンター経験がある者の方が多く、だんだんとノウハウや見通しは蓄積していく。
2日間という全体所要時間の中でどの程度の進捗なのか、ここからどのような変化が予想されるか、チームの様子や関係性を見ながら、全体としても学生個々人としても最大限の成長・進捗ができるように、介入をしたり、任せたり、する。
とはいえメンターも人なので、当然にバイアスはかかる。メンタリングのスタイルも違うし、学生に対する評価の観点も(もちろんすり合わせはするが)属人性はゼロにならない。これまでの事業経験・マネジメント経験から形づくられた信念も異なる。
常に読み違えの怖さはある。そもそも他人というのは予想通り・思い通りにいかないから他人なのであるし、「知らない」ことばかりゆえに(比喩やポエムではなく実際に)可能性に満ち溢れているのが学生なので。
(私たちは歳を取れば取るほど「知っている」世界に引っ張られる)
「知ってるつもり」の予定調和に流されていないかを問われているのはこっちの方なのだ。
そんなこんなで、終わるたびにとっても疲れるけど「あー、仕事もっとがんばろ」ってなるんだよね、毎回w