As early as November, NYC had already been filled with Christmas illumination, but now December, after Thanksgiving holidays, it is the season at last. M&Ms chocolate sold with a christmas package, L’Occitane and Sabon feature christmas special gift sets (soap, oil, perfume etc.) Performers at train, platform, and street play seasonal set lists. In the afternoon today, I met a group of four middle aged guys on a Manhattan bound R train. They sang a christmas song, which I must have heard before but don’t know the name of. They had a paper bag colored with red and green, I mean christmas color, to gather tips. I felt happy to know such a tiny, but seasonal work. Every time what impress me is such train performers clearly know the time from station to station. So they start singing a song at some point between the two stations so they can timely end the one when we get to the next station. Today was also the case, and ah, genius! they got off the train and immediately rode on the next car of the same train!
海を隔てた母国では竹内まりやと山下達郎が街を席巻している頃であろうか。こちらでも聞いたことがあるようなないようなクリスマスソングが街に鳴り響いている。大学の後輩が出張で来たというのでマンハッタンまで出て行った。テレビドラマやミュージカルの影響か日本の女性にはNYに憧れがある人が多い印象があり、彼女もセックス・アンド・ザ・シティが大好きだというので今回の出張を楽しみにしていたらしい。なにかニューヨーク的なものを、というのでロックフェラーセンター前のスケートリンクに行くことにした。そうしたtypicalな観光スポットなどは、ひとたび住んでしまうと「まぁいつでも行けるだろう」と億劫になるので、こうして来客があるときに自分もその恩恵に預かって「観光」する次第である。東京やNYにかぎらず、定住してしまえば誰でもどこでもそんなものだろう。ニューヨークのクリスマスシーズンに華やかなイメージを持たれている人にはすまないが実際問題とにかく寒いのでこの時節出歩く際はみなもっさり着込んで防寒ばっちりなのでオシャレやファッションなどどこへやらである。「オシャレは我慢!」(詠み人知らず)という日出づる国の格言に従って女子高生よろしく生足など出してしまえば奇異の目で見られるであろう。
While I’m lining for the skating rink at the Rockefeller Plaza with her, suddenly people cheered out. I looked the rink and found a man gave an engage ring to his girlfriend, and made the marriage proposal. Everyone and I cheered and crapped hands loudly, and the chilly ring was filled with a full of joy. こういう公開プロポーズの類は、日本でもyou tubeの動画などで話題になり、また実際実行に移す人もちらほらいるのだろうが、どうなのだろう、公開プロポーズをその場に居合わせた人々が即座にかつ自然に受け入れ賞賛するだけの文化的素地というか、空気がこの街にはあり、実際周りの我々もハッピーな気分になるのだが、日本で実行に移すとなると少しズレがあるように思う。居酒屋でのサプライズ暗転&バースデーソング&ケーキのコンボはもはや定番となっており店員のテンションとアルコールも手伝って別に抵抗はないのだが、プロポーズとなると我々大和民族が実施するにはどこか気恥ずかしさやぎこちなさが伴うのではなかろうか。リップダブプロポーズなどは一時期ソーシャルメディアでも話題になっていて、どちらかというと男性が「こういうのやりたい!」とポジティブな反応をしていたのに対し、女性の反応は半々であった印象がある。「私もこういうプロポーズしてもらいたい…!」と感動している子もいれば「まじそういう男の自己満みたいなプロポーズ無理…」みたいなこと言ってる子もいた。男性諸氏は要注意であろう。
When I was waiting for an F train back to my home, I looked a different train car from usual one the other side of the platform. A man standing next to me said to his friend, “that is an original train, only this time every year running.” When I’m back home, I googled “MTA special train” and found it here. The Vintage train runs on the M line, every Sunday, November 25 to December 30. The classic style train matched well with dim lights and dirty railways of MTA.
どうにもやることが多く慌ただしい日が続くので、どうしたものかなと思って、今日は出かけるときに久しぶりに漱石を持ちだして電車に乗った。「思い出すことなど」という、危篤状態に陥ってから回復した漱石が病床での日々を回想した書き物である。意図せずしてでが、この話を初めて読んだのはちょうど1年前頃だったと思う。11月か12月か1月か分からないが、だいたいそのぐらいだ。当時はとにかく大変弱っておりおろおろ生きていたものだからいたく染み入ったものだった。作中では漱石が俳句や漢詩を披露している。健康で忙しく働いているときはとても俳句や漢詩をつくる心持ちになれなかったのが、身体が衰弱してはじめてそれをできるだけの平和な時間が訪れたというようなことを告白している。今、自分は1年前とくらべてずいぶんと安定した心持ちで日々を過ごしている。それは幸いなことなのだろうが、どうにも心中ぱさついてはいないかと危惧するところもある。電車から降りる頃には雪が勢いを増し、路駐の車の窓にははやくも積もり始めていた。立ち止まるほどの感慨よりも寒さと用事に終われる心中が勝り、小走りで家に駆け込んだ。今朝方の停電はまだ直っていない。