In the morning I cleaned up a street in front of my apartment building, gathering fallen leaves by bloom. Realizing, more and more autumn is deepening, I felt this kind of time, cleaning, is good for my mind. Living in NY, with much works and studies, tends to make my breath and thought shallow. Sometimes I need to stop by, breath deeply, and enjoy tiny but important daily houseworks.
Before going to campus, I stopped by 108th street Absolute Bagels, and bought and ate one bagel with salmon and cream cheese. I had heard about this store as one of the best bagel store in NY, but never had time to visit. As it was lunch time, a long line continued to out of the entrance. I waited for about 10 or 15 minutes to buy, but it was worth for that, tasty!
At Morningside campus, I visited ISSO to get signature to enable us to travel abroad during the semester, and also I asked about OPT, which enables us who graduating soon, to stay longer for job hunting. Then I visited the Language Resource Center to finish my paperwork to work as a language tutor. Though I was confused and sometimes stressed with such paperworks when I first came to NY last year, now I already have an idea to save time and finish as quick as possible them. Most of the time we are required to show same documents, such as I-20, I-9, Passport, SSN card, etc. If you forget to bring any of them, you need to visit there again and again. This time I brought all of them and the officer said ‘perfect!’
At night, we held a reception party at a building where I live now, in Park Slope, Brooklyn. Now I’m working as a staff at J-COLLABO, a New York-based NPO which facilitate collaboration between artists in Japan and NY, by inviting Japanese artists to NY or sending NY artists to Japan, and holding lots of cultural or educational events and performance. This year we moved our office to Brooklyn, and are opening a residential space and event space for artists’ use. Fundraising, cleaning, constructing the space, event staff etc. are my jobs. Our event space will open in December but tonight was a pre-opening party for announcement. Lots of artists (not only Japanese), and local people came and had good time with sake and food. Living in NY, not just studying at Columbia, give me such wonderful opportunity and meetings.
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「昔で言うところの書生さんみたいね」と、今日大家さんに言われたけど、ほんとにそんな暮らしをしている。僕が今住んでいるビルの清掃は僕の今の仕事のひとつで(そのおかげで破格の家賃で住めている。住み込みスタッフってやつね)、秋も深まってきたので今朝は玄関前の落ち葉拾いをした。掃けども掃けども落ち葉は風に吹かれてやってくるのだけど、まぁその都度やれるだけやる。ミヒャエル・エンデの『モモ』で、誰だったっけ、お掃除のおじさん、思い出しながら掃いた。仕事や課題が慌ただしい時でも、いやそういう時だからこそこういう時間や手間は削ったり後回しにしちゃいけないと思うんだな。
モーニングサイドキャンパスでこまごました事務仕事を終えてから、今年SIPAに来た日本人の友達と会ってほんの15分話をした。お互い次の用事があったのだけど、ちょうど同じdisaster management/preparednessの分野に関心があって、彼女からFBチャットが来て、ちょっとだけでも会おうかとなって、いそいそと。防災や災害対応はほんとに分野横断的で横串を刺す視点が必要なのだけど、コースワークでなかなかその要望が満たせるかというと難しく、自分らで色々機会を探したり作ったりしながら動かなきゃなんない。はぁ、もうすぐ卒業か。面白くなってきたんだけど、短い、短いよ。
上に書いた通り夜はJ-COLLABOのレセプション。僕がここで住み込みスタッフをして、ペンキを塗ったりお金を集めたりして準備中のレジデンシャル&イベントスペースのプレオープニングパーティー。直前でビラをまいた効果があったのか、もともと団体と繋がりがあった人たちだけでなくて、地元ブルックリンの人たちもけっこう来てくれて嬉しかった。それから、NYの日本人コミュニティ、とりわけアーティストコミュニティって、けっこう繋がっていて、いくつかのイベントで同じ顔を見ることもしばしば。今回もお世話になった方、仲良くしていただいてる方が来てくださった。
NYで過ごしているとキャンパスの内外で、ほんとに色んな民族、職業、社会経済階層の人びとと交わっては別れを繰り返すのだけど、とりわけ好きだなと思うのが、「ニューヨークの日本人アーティスト」と一緒に時間を過ごすとき。このカッコに囲まれた3つの要素が相まって形作られる、彼らのなんとも言えないバランス感、人としての魅力。表現者としての自身の内的世界を追求しながらも、産業としてのアートの世界で経済的にも自立して稼いでいる人たちだから、independentという言葉がほんとうによく似合うし、ニューヨークの開放的な空気の中で生きている人に共通した絶妙なオトナの距離感とkindnessを兼ね備えていて. そこに同じ日本人としての共感?連帯意識?が少し注ぎ込まれて、僕との関係ができる。彼らは他人によっかからない。自分の力で生きていく、そういう前提を共有していて、だから他人の実力もフェアに評価する。だから僕に対しても自立した「大人」としての付き合いをしてくれて、そこでは年齢は関係なく、お互いにできることを持ち寄って仕事をするのだけど、なおかつそこにドライでもウェットでもない絶妙なレベルで「日本から来た元気な青年」に対するかわいがりを混ぜ込み、(期待してくれてるかどうかはわからないけど)色々なチャンスをくれるものだから、嬉しさとやる気で背筋が伸びる。僕も同様に、自立した大人としての気概・振る舞いと下っ端・弟分気質を混ぜ合わせて仕事に取り組む。
他にも色んな要素や経験があり、英語という言語の性質もあるのだろうけど、やはり彼らの影響が大きいのだろう、僕はNYにいると、日本にいる時よりずいぶんネアカで社交的になる。無理をしたり変におべっかを使ったり自分を大きく見せることなく、不自然にならない程度の気取りとカジュアルさでもって笑い、冗談を飛ばし、お酒を飲む。それは別に悪いことじゃないと思っていて、時と場所によって人は役割やペルソナを無意識に変えていくものだから、あんまり深く思い悩むことなく楽しめている。
はずなんだけど、ふとしたきっかけで我に返ると、驚愕する。すごい、この人たち、大人だ、オトナだ。なんでそんなうまくできてるんだろう、なんで僕はここにいて交じることができてるんだろう、すごい、びっくりする。今夜はこの「馴染み」と「違和感」の両極が同じ時間に発生してとんでもなかった。いやべつにイベントの運営や立ち振舞自体はつつがなく終えたのだけど、内心ちょっと混乱していたかもしれない。受付のシフトもあって、人が来ない暇な時間帯もあるかもしれないと、部屋の本棚から何気なく手にとったのが吉本ばななの『キッチン』で、それを空き時間にほんの10数ページぐらい読んだのだけど、それが良くなかった。
しかし!そうしてばかりもいられなかった。現実はすごい。
そう、現実はすごいのであって、現実の慌ただしさのおかげで生きていられるのだけど、ふと我に返ると不安と混乱と昔の色んなトラウマでmessed upである。なんてこった!