One Young World Summit 2012 Day 4
Today was the final day of the summit. Many of the contents were interesting, but I felt a little uncomfortableness with an explicit political direction of the organizers, selection bias of the guest speakers and delegates, and innocent mood. At the beginning of the session on the second 2, the organizers asked us a question about which Obama or Romney we prefer, and we had to choose one by a hand device. Then they said the result of the voting would be on the Sunday issue of Wall Street Journal. Having delegates voting to one candidate itself was political, bur it happens in such an event. But what was terrible, the female organizer pointed directly the face of Obama on the screen during the time we were clicking the botton! The result published today was, 87% for Obama and 13% for Romney. Ok, ok, the result itself was not surprising. Here is Pittsburgh where democrats are strong then republicans, and most of delegates coming to such an event may have liberal and progressive viewpoints. I’m neither a democrat nor republican, and not for Romney. But… when the female organizer loudly said “You are smart!” by showing the result with dominant votes for Obama, I felt it was totally inappropriate and unfair manner as the organizer. Ok, I can easily guess the organizers and event sponsors are for Obama, and I’m not so fool to be surprised to know the result of the voting. And of course I know it is impossible to completely eliminate a bias. Every people have a particular political preference and bias, including me. But at least we should be aware of our own bias and should make efforts to be as fair as possible. But, she explicitly showed her, or the summit’s own political direction and made tacit pressure to vote for Obama. How did those who voted for Romney feel when she said “You are smart!” (obviously this ‘you’ meant those who vote for Obama, not Romney). At many sessions, both organizers and speakers emphasized the ideal values such as ‘equality,’ ‘diversity’ or ‘respect.’ when they talk about ‘social’ issues such as education, health and poverty etc. But their innocent optimism seems to make them blind or unaware about their political tendency and making tacit pressure or mood for voting. That may have created a kind of dubiousness I felt during the summit.
サミット最終日なんだけど、とんだ茶番だった。まぁ予想は出来たことだが…
司会を担当するオーガナイザーの二人が、2日目のセッション開始時に、オバマとロムニーどちらを支持するかという投票を僕たちにさせるということをした。スクリーンにオバマとロムニーの顔が映され、手持ちのデバイスで1か2のボタンを押すという形式だ。それ自体政治的なんだけど、まぁ許容範囲として。「うわぁ…」と思ったのは、女性の方のオーガナイザーが、僕らが投票ボタンを押している10秒ほどの時間に、スクリーンの下に駆け寄って、オバマの顔を指さしたのだ。暗にそちらへの投票を促すようなジェスチャーである。「それ、どうなの?」と思ってたら、この投票結果は日曜日(つまりこの日記が記している10月21日)のウォール・ストリート・ジャーナルに載るということだ。あぁなるほどな、と。で、今日午前のセッション開始前に、僕らにも結果が見せられた。オバマ87%のロムニー13%だったかな。まぁ、結果自体は驚くことではないよ。ここはピッツバーグで民主党優勢だし(ピッツバーグ単位でのdelegatesも参加していた)、こういう意識の高いサミットに集まるような若者は、そりゃオバマ支持派が多いだろう。しかしさぁ、オーガナイザーが明確に自身の政治的嗜好を壇上で示して、その方向へ露骨に誘導するってのはどうなの。開票結果がスクリーンに写った途端、前列の座席に座るdelegatesは無邪気に喝采を上げていて、それでもってその司会のオバサンが声高に”You are smart!”って言ったのね。おいおい、そりゃないだろ。ここでのSmartって明らかにオバマに票を入れた87%を対象にしていて、ロムニー支持の13%はsmartではないってニュアンスでしょ。それまでのセッションでさんざん「平等」とか「多様性」とか「尊敬」とかいう綺麗な言葉で、貧困問題やジェンダーマイノリティや障害者の問題を語っておきながら、最後にこれかよ、と。平等や多様性はどこへやら。僕もそこまで馬鹿ではないから、スポンサーや主催者の政治的趣向がこういうイベントに反映されることはままあることだって分かっているし、自分含め誰もがバイアスは持っていてそれを完全に取り除くことが出来ないということも分かっている。しかしさぁ、少なくとも自分の持っているバイアスに自覚的であるべきだし、なるべくフェアである努力はすべきでしょ。とりわけこういうイベントなら。表向きはアメリカの選挙や政治とは関係のないテーマのイベントなのだから、主催者が壇上に上がって喋る時の立ち振舞いや言動は最低限の公正さを備えてないとまずいでしょ。
というような不満を休憩時間にルームメイトやその他席が近くなったdelegatesと話したけど、「まぁ、よくある話だよね。それにしても露骨だよね。」と苦笑いしていた。ただ、そういう話を振って「分かっている」人ばかりでなく、「あぁ、そうなの?気づかなかった」みたいな反応するずいぶん無邪気な子もいたもんで、ちょっと危ういイベントだなぁ、と感じたものだ。まぁサミットの最初から最後まで「意識の高いソーシャル厨の活動自慢大会」みたいな様相を呈していたことは否めないわけで、こういうのは日本に限った話じゃないんだなぁとしみじみ思ったものでした。
休憩時間にオーガナイザーに意見しに行こうと走り寄ったのだけど、打ち合わせやらなんやらで忙しいのか早々に幕裏に入っていってしまって機会を逸した。’You are smart!’ってオバサンが叫んだ瞬間に手を上げてマイクに走り寄って異議申立て、ぐらいの判断と勇気とスピード感が必要だったかな。後の祭りだが。
個人的には良い出会いや経験もあったし、それだけでも価値ある数日間だったと思うけど、イベント全体の性質やムードに対しては残念な印象を持たざるを得ない。まぁ、タダより高いものはないってことか。来年以降僕自身は参加しようとは思わないし、あんまり他人にはお勧めしないな。来年以降参加応募しようという日本人がいるなら、このサミット全体に蔓延する不健全なまでの楽観主義に当てられすぎないように、程よい冷静さを持って臨むことをお勧めします。