よちよち歩きの再生 2024/07/02

3ヵ月ぶりに整体に行った。3月末に高尾に引っ越してから、1文字も書けないまま3ヵ月が経ってしまった。

身体は動くし、ものを読む書く以外の日常生活、他の人と協働する類の仕事でのコミュニケーションや業務的なメール・ドキュメントの読み書きはできてはいるのだが、自分でなにかを考えてつくる、表現する、生み出すためのエネルギー、脳みそ、筋肉、知性もろもろが全然はたらかない。まずいなぁと思って机に向かってノートやWordを開いても、手が動かず文が続かない。本を開いても文字が入ってこない。

書かなくても生きていけるのだが、しかし、書かないことで、書く習慣が途切れることで、自分が世界からなにかを感じ取り、世界と関わり、世界と語り合う、動機、アンテナ、関心、視点、発想、言葉、何もかもがじわじわと鈍っていく。

一言で言うと、僕はこの数ヶ月でバカになったのではないかという気がする。出涸らし、である。緩慢な退化。

それで、どうにかして心と身体を開き直せないかと思って駅前の施術院を予約したのだ。

予約時のオンライン問診票と、施術前のカウンセリングで色々と詳しく質問してもらったり、身体を見てもらったりした。心身の症状と診断、いま飲んでいる薬についても共有した。首肩背中は凝っているが、ものすごく痛いというわけではない。憂鬱でまったく動けないという状態でもない。IBS(過敏性腸症候群)や睡眠の浅さはあるが、それも今の処方薬が合っているので一応症状としてはコントロールできてはいる。どこかが明確に悪いというわけではないのだが、慢性的な疲労感、倦怠感、凝りが続いていて…冒頭に書いた、創造性・想像力の欠如・減衰という現象はこれと無関係ではあるまい(ということは先生には話していないし、卵と鶏的なものでもあるのだが)。

90分たっぷりほぐしてもらって、それだけでかなり身体と頭が軽くなった。施術後に先生から提案してもらった日々のセルフケア方法は、まずは週に2回、ゆるいジョギングを3,40分、3km程度というのと、マッサージボールをAmazonで買って背中に当てるというもの(1日一回、3,4箇所を3,40秒ほど)。運動習慣が途絶えた今の僕の生活リズム、気力体力の現状を踏まえての非常に現実的なスモールステップである。ありがたい。

これだけのことを書くのにも時間がかかった(介助に向かう中央線の道中、もうすぐ着く)。とはいえこれが現状なのだ。「日記」を書くことからリハビリしようと思う。