Essay

もらいたばこのほぐれてゆくか

煙草は、吸わないけど、吸える。 ひと月かふた月にいっぺんぐらいで、もらい煙草を1本か2本吸うことがある。多くを語らうでもなくかといって退屈でもなく、ほどよい心地よさでぐだぐだと続く類の飲みの席、つまみとビールだけで胃袋が… Read more »

4分間の「ご迷惑」

「ゴッ」 帰りの中央線、ちょうど中野駅に着く頃、車内で突然音がして振り返る。 音のした座席近くを乗客数人が弧を作って取り囲んでおり、何か重い物が落ちたかと思って見たら、人が倒れていた。 中年の女性、荷物を手に握ったまま、… Read more »

中央線の少年

3月の終わりの頃の平日。東京に帰ってきて間もない僕は、特段急ぐ仕事も無いのでのんびりとした朝を過ごした。それから、何の用事だったか忘れたけど、とりあえず出かける用事があって、阿佐ヶ谷駅に向かったのだった。 ラッシュアワー… Read more »

表現する人とその作品に対してできること

10年ぐらい前は、世の中には「アーティスト」という人種がいて、そういう人たちはお茶の間のテレビを通してしか見ることのない特別な世界に生きているのだと思ってた。 もちろんそんなことはなくて、実際に会ってみると、ちゃんと同じ… Read more »

黙祷のタイミングが分からない

今年と去年は主にNew Yorkにいるから、日本のカレンダーに関連したアニューアルイベントは、だいたい14時間早く僕の目に届く。日本にいる友人の誕生日は、Facebookで一足先にお祝いが始まる。それから色々なメモリアル… Read more »