小さな会社をつくろうとおもう

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小さな会社をつくろうと思う。

とはいっても、まだ法人形態など細かいところは決めていない。その辺は、手を動かしながら考えて決めていこうと思う。

これまでも個人ワークで使ってきたが、屋号はもう決めている。

「閒-あわい-」という。

閒-あわい-を掬う

ひと・もの・ことのあいだー閒(あわい)に横たわるなにかを見つめること

答えではなく問いから、ひとりではなく複数で、
関係の網の目の一員として、ことばの芽生えに立ち会うこと

歴史と風土、組織と文化、強固なものとやわらかなもの、その間隙

構造をときほぐして、新しい経済圏を差し込み、定位させること

奔流の中で生きる個人の生を肯定すること

「わたし」の物語から、「わたしたち」の物語を織りなすこと

大海を横切る小川の一筋としての、倫理を紡ぎ直すこと

鈴木悠平(SUZUKI Yuhei)
文筆家/インターミディエイター®(Writer/Intermediator®)

そういうことをやっていこうと考えている。

・鈴木悠平自身の文筆・研究・表現のマネジメントとプロデュース
・さまざまな個人・団体との協働プロジェクトのマネジメント
・そのあいだを結ぶ、思想と対話の苗床となるウェブサイト&コミュニティの運営

ざっくりいうと、この3つが当初のメインになると思う。

いま現時点でも、副業自由の立場で、LITALICOに正社員として所属しながら(社内でもいろいろ同時並行)、NPO法人soarの理事、個人の文筆活動、その他さまざまな個人・団体の相談に乗ったり仕事を一緒にしたりしているわけで、今後も、多くはお付き合いが続くだろう。たぶん一般的にイメージするところの「起業」や「独立」とは少し違うかもしれない。

自分がより善くあるため、大切なひとやことにより善く向き合うために、少し軸足を変える、体制を整える、といったイメージだ。

一昨年、体調を崩してからいまに至るまで、単に休んで元気になる、以上に複合的で複雑な回復の「プロセス」を歩んでいる。改めて自覚したこと、新たに発見した自分の特性やパーソナリティ、どんなときにより良い形でエネルギーを出すことができるか、などなど…

日頃、LITALICOで一緒に働く仲間たちとは、障害は「個と環境の相互作用」なのだという前提を、どんな場面でも、常に、繰り返し意識し、言葉にし、対話をしてきた。

これは、自分自身に対しても同じことなのだ。僕がテーマとしている領域では特に、自分自身の状態が、相手にも大きく影響する。

自分が自分らしくあることが 世界との接続・対話を可能にする。

そのためには、問いと思索のための余白が必要だ。
そして、仕事においては、「できる」ことにフォーカスし、「できない」ことを適任者に手渡し、「できるけど疲れる」ことを最小化することが大事だ。特に僕は、がんばって「できるけど疲れる」ことも抱えすぎることで、自分を消耗させてしまうことが多かったと思う。

僕が他者に、世界に提供できることはなんだろう。それはきっとこういうこと。

・問いを立てること
・言葉を紡ぐこと
・場を開くこと
・関係の網の目を構築すること
・新しい物語を編みなおすこと
・循環のための人と組織と文化醸成にかかわること

組織や団体、事業やプロジェクトに関わるにあたっては、立ち上げor変革期or危機のタイミングでグッと出て、安定/拡大期に入った仕事は手放す、ということが大事だ。そのためには、「所属」とその中で「仕事をし続けること」が自己目的化することのないよう、立ち位置と、経済的インセンティブをうまく設計しなおす必要がある。いまでもかなり、自分に合った働き方をさせてもらっていると思うけど、より一層健全に協働していくためにも、ひとつ自分の会社というか、足場をつくっておいた方が良いと考えた。

・生活の中で、思索と文筆があり、そこから「仕事」が立ち上がってくるという順番・比重を大事にすること
・問いからスタートし、コミュニティをつくりながら共同学習を進め、必要なフェーズでファンディングを行い、研究・メディア・プロダクトといった形で知見を公共物にしていくこと
・「仕事」だけでなく、家庭や地域での暮らし、購買、寄付、政治参加etc.あらゆるレイヤーにおいて、小さな社会・経済圏を具体的に変容させていくこと

そんなふうに動いていきたいと思う。

自分を、この世界において、あるいはあなたとの関わりにおいて、十分に活かしていくためにも、問いと思索のための余白が必要なのだ。

フリーランス的に自分でなんでもやるのではなく、バックアップしてくれるひととチームを組みたいと思ったのは、そうしないと「余白」が作れないから。

・健やかである
・余白を持つ
・本・論文を読む
・芸術作品や現場にふれる
・アウトプットする習慣がある
・アウトプットを次の価値に繋げる経路や文脈がある
・相手のことをよく見る
・自分自身の判断・価値基準を意識してキャスティングができる
・そのための選択肢・ネットワーク・情報源がメンテナンスされている

こういう、「仕事」以前の時間と環境づくり。

桂大介さんに、サイト制作をお願いしている。単なる自分のためだけのプロフィール・ポートフォリオサイトというより、小さな、バズらない、静かなメディア・コミュニティとして、僕もそこで日頃書いたり考えたり、友人たちのことを紹介したり、友人たちにもちょっと書いてもらったり、オンライン・オフラインでそれを起点に対話や探求をはじめたり…そういう思想の苗床として。「仕事」とか「お金」は、あとから気づいたら立ち上がってる、ぐらいで良い。

というわけで、ひとまずのメモ書き、静かな宣言として。
具体的なことは、こんな感じで連載しながら、みんなにもアドバイスもらいつつ、ちょっとずつ整えていこうかなとおもう。
日曜大工、DIY起業的な。トンテンカンテン。あるいは粘土こねこね。

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